のび太「地獄少女?」

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    1
    名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 09:49:44.43 ID:Z6cOsp980
    のび太「地獄少女?」


    のび太「なにそれドラえもん」

    ドラえもん「さあ。ミーちゃんから聞いたんだけど、今流行ってるんだって」

    のび太「22世紀では流行ってないの?」

    ドラえもん「うーん、、、聞いたことないなあ。のび太君、知らない?」

    のび太「ドラえもんでも知らない事僕が知るはずないじゃないか!」

    ドラえもん「ごめんごめん。そういやのび太君、こんな話をしてる暇ないんじゃない?」


    地獄少女

    最近世間で、ある都市伝説めいた噂が流れていた。
    「午前零時にだけアクセス出来るWebサイト『地獄通信』に晴らせぬ怨みを書き込むと、
    地獄少女が現れて憎い相手を地獄に流してくれる」 。

     しかし、その噂は真実だった。

    怨みを持った者が「地獄通信」に書き込むと、その瞬間、依頼者の前にセーラー服を着た長い黒髪に赤い瞳の少女が現れる。
    その少女こそが、地獄少女こと閻魔あいである。
    彼女は依頼主に契約の証である藁人形を渡し、“地獄流し”へ至る方法 ―― 人形の首にかかる赤い糸を解けば契約は成立し、憎い相手は地獄へと流される ―― を語る。
    但し、あいは「その代償として自分自身も死後は地獄で永遠に苦しむことになる」とも言う。


    地獄少女は全てを見通すかのような涼やかな瞳を相手に向け、
    「あとは、あなたが決める事よ」とただ一言告げる。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/地獄少女



    3名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 12:24:18.53 ID:diKHvt2hI
    のび太「そうだ!急がないと!しずかちゃんと遊ぶ約束してたんだ!」

    ドラえもん「全く、のび太君はそそっかしいんだからあ」

    のび太「元はと言えばドラえもんが話しかけてきたんだろ?」

    ドラえもん「あらら?そうだっけ?」

    のび太「ドラえもんの方こそしっかりしたらどうなの?」

    ドラえもん「ごめんごめん、じゃあ気をつけて行ってくるんだよ。」

    のび太「わかってるよ、じゃあね」




    閻魔あい「・・・・・・・」


    5名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 12:26:26.15 ID:diKHvt2hI
    ~源家~

    のび太「しーずーかちゃん!」

    ガチャ

    出来杉「のび太君遅かったじゃないか。」

    のび太「ででででででででで出来杉??!!!なんでここに?!!」

    出来杉「なんでって・・・今日放課後話したじゃないかぁ」

    のび太「放課後?」


    
    6名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 12:28:28.97 ID:diKHvt2hI
    ~~~~~~~~~~

    のび太「しずかちゃーん!この後一緒に遊ばない???」

    しずか「ごめんなさい、今日この後出来杉さんと調べるものがあって・・・」

    のび太「そんなぁ~、それ今日じゃなきゃダメなの?」

    しずか「ごめんなさいね、のび太さん。」

    のび太「チェ~」

    出来杉「よかったらのび君も一緒に調べないかい?」

    のび太「え?いいの?!」


    7名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 12:31:46.71 ID:diKHvt2hI
    出来杉「しずか君が良ければだけどね」

    しずか「あたしは別に大丈夫わよ?」

    のび太「やったー!!!(しずかちゃんと遊べる!!しずかちゃんと遊べる!!しずかちゃんと遊べる!!しずかちゃんと遊べる!!)」

    出来杉「じゃあ今日この後、しずか君ちで集まろう!」

    しずか「えぇ!」

    のび太「もちろん!
    (しずかちゃんと2人で遊べる!!しずかちゃんと2人で遊べる!!しずかちゃんと2人で遊べる!!しずかちゃんと2人で遊べる!!しずかちゃんと2人で遊べる!!しずかちゃんと2人で遊べる!!しずかちゃんと2人で遊べる!!しずかちゃんと2人で遊べる!!)




    (なんで出来杉がここにいるんだ?)」

    ~~~~~~~~~


    8名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 12:34:03.13 ID:diKHvt2hI
    出来杉「・・・思い出したかい?」

    のび太「えっーと、なんで出来杉がここにいるの?」

    しずか「もう!のび太さん!」

    のび太「し、しずかちゃん!」

    しずか「ごめんなさい、出来杉さん」

    出来杉「しずか君が謝る必要はないよ!それより、早く部屋に言って調べ物をしよう!」

    のび太「う、うん!(なんで出来杉がいるんだ?)」


    9名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 12:36:20.41 ID:diKHvt2hI
    出来杉「で、今回調べるものなんだけど、 地獄少女 、てやつなんだ。」

    しずか「地獄、少女?」

    のび太「地獄少女?!」

    出来杉「のび君、何か知ってるのかい?!」

    のび太「いや、実は今しずかちゃんちに行く前にドラえもんと話してて・・・」

    出来杉「!! ドラえもんは何か知っていたのかい?!」

    のび太「いや、ドラえもんも全く知らなかったようだよ。」

    出来杉「う~ん、ドラえもんでもダメなのか。。。」

    しずか「ドラちゃんでも知らないってなると本当にどうすることもできないわね。出来杉さんは何か知ってるの?」

    出来杉「実は僕も詳しい事はわからないんだけど、なんでも、呪った相手を地獄に落とすことが出来るんだって」

    のび太「じじじ、じじじじっじじじっじ、地獄ぅぅぅ??!!!」


    10名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 12:40:36.95 ID:diKHvt2hI
    しずか「そんな、、、あたし、怖いわ」

    のび太「ぼ、僕だって!」

    出来杉「僕も怖いさ!でもそういった話がこの町にも広まってきた、ということは。。。調べないわけにもいかないだろう?」

    しずか「たしかにそうね。。。」

    のび太「ぼ、僕、ちょっと嫌だなぁ」

    出来杉「強要はしないよ。実際僕たちも危ないのかもしれないし。でも、知っておきながら、知り合いが地獄に流されるのを黙って見過ごすのも。。。」

    しずか「出来杉さん・・・///」

    のび太「!!!!!(ヤバイ!しずかちゃんが出来杉の事に惚れかかってる!!!よ~し!)」


    11名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 12:44:25.78 ID:diKHvt2hI
    のび太「やっぱり僕も調べる!!原因を突き止めてやる!!」

    しずか「のび太さん・・・///」

    出来杉「ありがとうのびくん!よし、じゃあ今日はもう遅いから、明日からこの三人は地獄少女調べチームだ!明日からみんながんばろう!」

    のび太、しずか「おー!!」



    のび太(なんで出来杉はここにいるんだろう。)



    のび太「ていうことなんだ、ドラえもん!なにか道具だして~!」

    ドラえもん「そんなこと言われてもなぁ、あっ!そうだ!」

    のび太「?」


    12名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 12:52:47.44 ID:XFxoPyeRO
    のび太頭悪すぎワロタwwww


    13名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 13:00:01.73 ID:diKHvt2hI
    ドラえもん「ノートパソコン~!!」

    のび太「なぁに?それは。」

    ドラえもん「これはね、ノートパソコンって言って、世界中の色々な人と繋がりが持てる機械なんだ!」

    のび太「へぇ~、そんなのあるんだ!22世紀って凄いね!」

    ドラえもん「いや、これは21世紀の産物さ!」

    のび太「21世紀?!すごいや!着々と技術は進歩していってるんだね!」

    ドラえもん「フフフ~」

    ドラえもん「とりあえず、今僕が地獄少女について調べてみるよ!」

    のび太「ありがとうドラえもん!」

    のび太(よぅし!これで地獄少女について詳しく調べてきたら、

    しずかち「のび太さん素敵!やっぱりのび太さんて頼りになるわ!」

    出来杉「やっぱりのび君には叶わないよ、しずかちゃんは諦めるか。」

    のび太「いやーそれほどでもー!」

    なんてこ)

    ドラえもん「なんなんだこれは?!?!」


    14名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 15:20:17.55 ID:0hW0LPhp0
    のび太ノートパソコンもしらんとは


    16名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 23:50:58.47 ID:diKHvt2h0
    ドラえもん「なんなんだこれは?!?!」

    のび太「?!ど、どうしたのドラえもん?!」

    ドラえもん「のび太君、これを見てみて!」

    のび太「なになに?地獄少女は、、、?!」

    ドラえもん「なあ?恐ろしいだろ?」

    のび太「なんて書いてあるか全く読めない~!!!」

    ドラえもん「」

    ドラえもん「全くのび太君は!ちゃんと毎日勉強しないから漢字が読めないんだよ?!」

    のび太「今は説教する時間じゃないでしょ?!」


    17名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 23:53:49.36 ID:diKHvt2h0
    ドラえもん「全く・・・じゃあ僕が読むよ。えーっと、

    地獄少女は、自分が怨む相手を深夜0時にだけアクセスできる 地獄通信 というサイトに打ち込むと、 閻魔あい という地獄少女と会うことが出来る。
    その少女から藁人形をもらい、そやについている赤い糸を引っ張ると、怨む相手が地獄に流される。
    しかし、流した本人も死んだ後は地獄に流される。

    だって。こんな恐ろしいものがあるんだ。。。のび太君どう思う?」

    のび太「」

    ドラえもん「あらら、怖すぎて気絶しちゃってる。」


    18名も無き被検体774号+[]:2014/02/01(土) 23:56:44.07 ID:diKHvt2h0
    次の日
    のび太(まさか、地獄少女がこんなに恐ろしいものなんて、、、あぁなんで僕は調べるなんて言ってしまったんだ。)

    しずか「のび太さん!」

    のび太「しずかちゃん!」

    しずか「昨日あれからなにかわかった?」

    のび太「実は・・・」

    のび太は昨日あったことを全てしずかちゃんに話した。

    しずか「そんな怖いものなの?!」

    のび太「だ、大丈夫だよ!僕やドラえもんがついてるから!!」

    しずか「たしかにドラちゃんがついてると思えばすこし安心だわ・・・」

    出来杉「おーい!」


    19名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 00:06:16.86 ID:diKHvt2h0
    しずか「あら、出来杉さんおはよう!」

    出来杉「地獄少女について色々調べてたんだけど、あることが分かったんだ!」

    のび太「流した人も地獄に流される、てことでしょ?そんなの僕も知ってるよ!」

    出来杉「なんだ、そのことを知ってるのか。なら話ははやい。その流した人みんな、首元に刻印がつくんだって!」

    しずか「刻印?」

    出来杉「そう!地獄に流した契約?なのかな。それが首元につくんだって!」

    しずか「怖いわ。もし首元にその刻印がある人を見かけたら、その人、地獄に流したってことでしょ?」

    出来杉「まあ、そうだね。。。でも、色々と分かってきたんだ!この調子で調べていって、地獄少女の謎を解決していこう!」


    20名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 00:13:11.29 ID:znWYVnUT0
    学校
    生徒「おはようございまーす」

    輪入道「おぉ、みんなおはよう」

    骨女「全く、あんた、毎回さまになってるねぇ。」

    輪入道「褒め言葉として受け取っておくぜ」

    一目連「にしても、今回もまた変な町に来たもんだ。」

    骨女「・・・1年ぶりね。」

    輪入道「あぁ、小学生がなんて、もう時代も変わったのかもねえ」

    一目連「いつの時代もどの年代も、怨みはみんな持ってるもんさ」


    21名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 00:16:57.46 ID:znWYVnUT0
    教室
    ジャイアン「よぉのび太!!」

    のび太「あ、おはようジャイアン。」

    ジャイアン「じゃあ早速渡してもらおうか!」

    のび太「? なにを?」

    ジャイアン「なにをって宿題だよ宿題!お前この前野球でエラーした罰で俺の宿題もやるってなっただろうが!お前まさか・・・」

    のび太「・・・・あああああああーーー!!!!」

    ジャイアン「この野郎っ!!!待ちやがれ!!」

    のび太「うわーーーーん!!!ドラえもんー!!!」


    23名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 00:21:16.49 ID:dbEUdPer0
    スレタイでなんかワロタww


    24名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 00:28:30.34 ID:znWYVnUT0
    ドラえもん「で、またジャイアンに虐められたの?」

    のび太「そうなんだよ~!なにかジャイアンを懲らしめる道具出して~!!」

    ドラえもん「しょうがないな~、えっとえっと、あ、あったあった」

    パパパパパッパパー







    藁人形~


    25名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 00:33:39.12 ID:znWYVnUT0
    のび太「うああああああああああああああああああ!!!!!!」

    先生「のび!!??どうした?!」

    のび太「ドラえもん!!なんてものを・・・あれ?」

    先生「のび!!授業中夢を見てたな!!宿題は忘れる、授業中に寝る!!廊下に立ってなさい!!!」

    のび太「うわー!ごめんなさい!!」

    生徒「ワハハ~」

    出来杉「・・・」


    26名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 00:37:41.87 ID:znWYVnUT0
    ・・・

    のび太「て事があったんだよ~ドラえもん。」

    ドラえもん「それで僕にジャイアンを懲らしめる道具出せってことかい?」

    のび太「さすがドラえもん!話がわかる!」

    ドラえもん「断る!!」

    のび太「えぇー、なんでー。」

    ドラえもん「なんでも何も、君は君の分の宿題もやっていなかったじゃないか!!」

    のび太「そうだけどさー、ジャイアンが宿題を押し付けて無かったらこんなことにはならなかったかも・・・」

    ドラえもん「そんな言い訳するな!!さあ、今日も宿題が出たんだろ?さっさと片付けちゃいな!!」

    のび太「そんなぁ。。。」


    27名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 00:39:46.40 ID:znWYVnUT0
    のび太「へーん、いいもーんだ!!ドラえもんが懲らしめないなら地獄少女に頼んでジャイアンを懲らしめれば・・・」

    ドラえもん「!!!! 君は今何を言ってるのかわかってるのか?!?!」

    のび太「じょ、冗談だよ~、僕怖いからそんなこと出来ないよ、、、」

    ドラえもん「冗談でも言っちゃいけないことだぞ!反省しろ!!」

    のび太「・・・ごめんなさい。」

    ドラえもん「全く。(でも、実際、今ののび太君みたいな軽い気持ちで地獄に流そう、て考える人は多いんだろうなあ。)」


    28名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 00:50:35.10 ID:znWYVnUT0
    スネ夫ママ「スネちゃま、パパのパソコンで何をしているざますか?」

    スネ夫「ゲームの情報を集めてるのさ!今度の新作はどうやら4人対戦らしいよ!」

    スネ夫ママ「そうざますか!友達と一緒に遊べるようにママが買ってあげるざます!」

    スネ夫「ほんと?!ありがとう!!(みんなには3人用って言っておこう)」

    スネ夫「しっかしネットっていうのはすごい便利だなぁ・・・ん?」

    スネ夫ママ「じゃあママはもう寝ますざますから、あまり夜更かししちゃだめざますよ?」

    スネ夫「わかってるよ!おやすみママ!」



    スネ夫「地獄少女?」


    35名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 11:07:01.62 ID:znWYVnUT0
    チックチックチックチック

    スネ夫「なるほど、憎んだ相手を地獄に・・・。」

    チックチックチック

    「なんだか胡散臭いな。あいにく僕はこういうオカルトには興味がないや。それにまず地獄があること自体信じられないよ!」

    チックチックチックチック

    「全く、こんなの信じるのは幼稚園児かのび太くらいだろうな!はははは!」

    チックチックチックチック


    ボーン!ボーン!ボーン!ボーン!

    スネ夫「!?」

    0:00

    スネ夫「あ、もう12時になったのか。」






    スネ夫「ジャ、イ、ア、ンと。」


    36名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 11:09:30.70 ID:znWYVnUT0
    スネ夫「・・・」

    スネ夫「な、なんだーやっぱりデマじゃないか!やっぱりそんなことあり得るわけな

    閻魔あい「呼んだ?」

    スネ夫「ママァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

    閻魔あい「私は閻魔あい。」

    スネ夫「ままままさかほほほほ本当にいいるとは」

    閻魔あい「骨女。」

    骨女「はい、お嬢」

    閻魔あい「受け取りなさい。あなたが本当に恨みを晴らしたいと思うなら、その赤い糸を解けばいい。糸を解けば、私と正式に契約をかわしたことになる。恨みの相手は、速やかに地獄に流されるわ。」

    スネ夫「この赤い糸を解けば本当にジャイアンが地獄に・・・」

    閻魔あい「ただし・・・」


    37名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 11:16:53.55 ID:znWYVnUT0
    スネ夫「な、なんだい?」

    閻魔あい「恨みを晴らしたら、あなた自身にも代償を支払ってもらう。人を呪わば穴二つ。あなたが死んだら、その魂は地獄に落ちる。」

    スネ夫「!? なにそれ!そんなの書いて無かった・・・」

    閻魔あい「死んだ後の話だけどね 」

    閻魔あい「あとはあなたが決めること」

    スネ夫「え、あ、ま、待って地獄しょ、、、あ、いつの間にかパパの書斎に・・・」

    スネ夫「ジャイアンを地獄に、か。」


    38名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 11:19:07.72 ID:znWYVnUT0
    次の日

    ジャイアン「おう!のび太!スネ夫!おはよう!」

    のび太「おはようジャイアン!」

    スネ夫「お、おはようジャイアン!」

    ジャイアン「いいかお前ら!いいことがあるぞ!今日クラスのみんな空き地に集めろ!」

    のび太、スネ夫「え?!それってもしかして・・・」

    ジャイアン「なんと今日は俺様が歌集デビューして半年なんだ!たくさんの曲も出来てきたし、そのリサイタルを行う!みんな強制参加だ!絶対呼べよ!さもなくば・・・」

    のび太「わわわかったよジャイアン!絶対呼ぶよ!」

    ジャイアン「お!さすが!心の友よ!じゃまた学校でな!」




    スネ夫「・・・ふざけるなよ」


    39名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 11:22:45.35 ID:znWYVnUT0
    学校
    出木杉「しずか君、のび君、ちょっといいかい?」

    しずか「どうしたの?出木杉さん?」

    出木杉「地獄少女についてでね。」

    スネ夫「!!」

    ジャイアン「どうしたスネ夫?」

    スネ夫「な、なんでもないよジャイアン!」

    スネ夫(なんで出木杉が地獄少女の事を・・・?!)


    40名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 11:26:09.49 ID:znWYVnUT0
    出木杉「なんでも、地獄少女に頼めるのは一回だけらしい!一人で何人も地獄には流せない!」

    しずか「そうなのね、少し安心したわ。」

    出木杉「のび君は何か調べてわかったことあったかい?」

    のび太「うーん、、、そういや思ったんだけど、出木杉って地獄少女をどこで知ったの?」

    出木杉「え?それは今地獄少女がこの町で流行っているから、て話さなかったってけ?」

    のび太「いや、それは聞いたんだけど、地獄少女ってそんな流行ってるのかな、って思ったんだ。」

    しずか「なんでそう思うの?」

    のび太「だって、人を地獄に流すんだよ?それだけでも怖いのに、流したら自分も地獄に落ちちゃう!それって全然いいことないし、流行るほどこの町ってギクシャクしてないのになーって思って。」


    44名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:05:59.24 ID:znWYVnUT0
    出木杉「・・・確かにのび君の言うとおりだ。でも、のび君。僕は、人を地獄に流す、ていうのはそんな深く考えてやるものではないと思うんだ。」

    のび太「な、なんてこと言うんだ出木杉は!」

    出木杉「憎くてしょうがない、その気持ちがある限り、この地獄流しは永遠に続くと思うよ。」

    しずか「・・・出木杉さんは、なんで地獄少女について調べているの?」

    出木杉「今言った人たちを説得するためさ」

    のび太、しずか「!」

    出木杉「ちょっとしたきっかけで、簡単に人を地獄に流す、てことはあると思う。でものび君の言うとおり、よーく考えたら地獄流しなんてものはくだらない。僕はそのよーく考えるために必要な人になりたいんだ!」

    しずか「出木杉さん!あたし!一緒に頑張るわ!!」

    のび太「僕も!こんなの絶対おかしいもん!!」

    出木杉「みんな、ありがとう!」

    スネ夫「・・・」


    46名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:12:22.52 ID:znWYVnUT0
    スネ夫(確かに。出木杉やのび太の言うとおりだ。最近ジャイアンに対して憎くてしょうがなかったけど、今までジャイアンのおかげで、てのはたくさんあった。)

    スネ夫(この一時の憎しみだけでジャイアンを地獄に流すなんて・・・僕はなんて酷いことをしたんだ!やめよう、この藁人形は返そう。)


    一目連「おやおや、なんとも素晴らしい小学生だな。」

    輪入道「ここで清掃員をしててわかったが、ここの住人はみんな優しい心の持ち主だ。地獄流しで溢れかえるとは到底思えねえな。」

    一目連「今回は骨女用無しだな。」

    輪入道「骨折り損だな、骨女だけに。」

    一目連「お、うまいね!」

    輪入道「なあに、伊達に長生きしてないさ。」

    閻魔あい「・・・」


    47名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:14:27.24 ID:znWYVnUT0
    放課後
    スネ夫ママ「今日の夕飯はなんにしようざますか・・・」

    スネ夫「ただいまママ! 何してるの?」

    スネ夫ママ「今日の夕飯をパソコンで調べてるざますよ、なにか食べたいのあるざますか?」

    スネ夫「なんでもいいよ。そんなことより夕飯までに生きて帰ってこれるか・・・」

    スネ夫ママ「何かあるざますか?」

    スネ夫「ジャイアンのリサイタル、来ないとボコボコにされるし、行っても耳がボコボコにされるし、嫌だなあ」

    スネ夫ママ「ま!なんて酷いざますか!ママが助けてあげるざます!」

    スネ夫「大丈夫だよ!ジャイアンとは友達だし!普段はああだけど、たまにいい奴だし!」

    スネ夫ママ「そう、ざますか。」

    スネ夫「夕飯なんでもいいけど、とびきり美味しいの作っておいてね!行ってきます!」

    スネ夫ママ「行ってらっしゃいざます! あ!間違えて今見てたサイト消してしまったざます!しょうがないざます、履歴から戻る・・・ん?」



    スネ夫ママ「地獄少女?なんざます?」


    48名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:15:58.72 ID:wi6bunQn0
    うわああ


    49名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:22:03.44 ID:znWYVnUT0




    スネ夫ママ「なるほどざます、怨んだ相手を地獄へ流せるざますね。藁人形についてる赤い糸を解けば。」

    スネ夫ママ「でもなんでこんな物騒なものが履歴に・・・まさかスネちゃまが?だとしたら、スネちゃまは誰かを怨んで・・・は!」

    ~~~~~~~~
    スネ夫「ジャイアンのリサイタル、来ないとボコボコにされるし、行っても耳がボコボコにされるし、嫌だなあ」
    ~~~~~~~~

    スネ夫ママ「確かにいつも嫌だなんて言ってたざますけど、そこまで思い込んでたざますね。こんな妄想のようなものに頼る程まで追い込まれていたざますね。。。」

    スネ夫ママ「ママ失格ざますね・・・ ?」



    スネ夫ママ「なんざますか?あれは?」


    50名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:28:46.14 ID:znWYVnUT0
    スネ夫ママに飛び込んできたものは、スネ夫が乱暴に置いていったランドセルから飛びてた藁人形だった

    スネ夫ママ「こんな藁人形まで使って、、、本当に辛いざますね。しょうがないざます!

    スネ夫ママ「ママがスネちゃまの代わりに赤い糸を引っ張ってあげるざます!」

    スネ夫ママ「どうせこんなの嘘ざますし、これでスネちゃまの気が紛れるならやってあげるざます!なんだってスネちゃまのママざますから!」

    シュッ

    怨み...聞き届けたり...

    スネ夫ママ「? 消えた、ざます。。。」


    51名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:31:57.11 ID:znWYVnUT0
    ジャイアン「よーし!リサイタルのリハは完璧だ!あとはみんなが来るのを待つだけだ!・・・ん?」

    ワァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!

    ジャイアン「な、なんだこりゃ!?人がいっぱい!!??」

    客「ジャイアンー!!!」

    客「早く歌ってー!!!」

    客「ジャ・イ・ア・ン!ジャ・イ・ア・ン!ジャ・イ・ア・ン!ジャ・イ・ア・ン!」

    ジャイアン「み、みんな、、、よし!!!今日はみんなを満足させるまで帰さねえからな!!それじゃあ一曲目、『俺はジャイアン様だ』」


    52名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:35:49.32 ID:znWYVnUT0
    ジャイアン「おうおうおうおうれえれえれえれえはジャイジャイジャイアンアンアンアン!!!ガァガァガアキ大将ぉぅぉぅぉぅ!!」

    客「・・・下手くそ!!」

    ジャイアン「てーんかむーてきの・・・なに?!」

    客「下手くそー!!」

    客「下手くそー!!」

    客「へったくそ!へったくそ!へったくそ!」

    ジャイアン「お、お前ら全員ぶっ殺してやる!!!!」

    客「へったくそ!へったくそ!」

    ジャイアン「うるせー!!!!」

    そう言うとジャイアンはマイクスタンドを持って客席に飛び込んで行った。


    53名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:38:47.62 ID:znWYVnUT0
    ジャイアン「くらいやがれ!!」

    ドガッァ!!!!

    鈍い音があたりに響き渡る。

    ジャイアン「オラ!オラ!オラ!」

    客「キャーー!助けて!」

    客「誰かー!」

    ジャイアン「うるさい!許さないからな!・・・ん?!」

    スネ夫「」

    ジャイアン「スネ夫ォ、お前が首謀者だな?!ぶち殺してやる!」

    ドガッァ!!!!

    ジャイアン「??!!な、なんだぁこりゃあ!!」

    スネ夫を叩くとその場でスネ夫は砕け散った。


    54名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 12:44:31.60 ID:znWYVnUT0
    一目連「あ~あ、とんでもなく酷いことをするなあ、君は。」

    輪入道「友達をこんなにしてしまうなんて、心が狭いガキ大将だなぁ」

    ジャイアン「うるせー!!なんなんだお前らは!!俺はガキ大将だぞ?!俺の言うことは絶対だ!俺に刃向かう奴はこうなる!!」

    骨女「やれやれ、とんでもない暴君だね。」

    輪入道「だってさ、お嬢」

    地獄少女「闇に惑いし哀れな影よ

    人を傷つけ貶めて

    罪に溺れし業の魂」

    ジャイアン「うがあああああああ!!」

    閻魔あい「イッペン、死ンデミル?」

    ジャイアン「うがああああ!!!???」


    55名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 13:10:56.92 ID:znWYVnUT0
    ジャイアン「お、おい!ここはどこなんだ!」

    閻魔あい「」

    ジャイアン「おい!答えろよ!答えないと

    ギーーーーーーー!!!!

    ジャイアン「な、なんだよこの音?!頭が割れるっ!!た、助けてくれ!!」

    閻魔あい「この怨み、地獄へ流します」

    ジャイアン「かあちゃーーーーーん!!!」

    チリーン、、、


    56名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 13:13:49.19 ID:znWYVnUT0
    空き地

    ザワザワ ザワザワ

    のび太「ジャイアン全然来ないや!やったー!!」

    ドラえもん「そんな喜んでるところジャイアンに見られたら何されるかわからないよ?」

    スネ夫「ジャイアン・・・(まさか・・・)」

    のび太「どうしたのスネ夫?ジャイアンが来ないのが心配なの?」

    スネ夫「し、し、心配なわけないじゃないか!ジャイアンの下手な歌声を聞かなくて助かったよ!(そうだよ!こんなこと言っておけば必ずジャイアンはやってくる!いつもの展開だ!)」

    のび太「あっ・・・」

    スネ夫「ん?どうしたのび太?」

    スネ夫(ほらみろ!きっと僕の後ろにジャイアンがいて、「スネ夫ォ!貴様ァ!」で追いかけてくる!)

    のび太「出木杉!」

    スネ夫「な、なんだって?!」


    57名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 13:16:01.47 ID:znWYVnUT0
    出木杉「僕がここに来ちゃおかしいのかい?のび君、骨川君」

    のび太「いや、おかしくはないけど、、、珍しいな、と思ってね。」

    出木杉「それはそうと、ジャイアンリサイタルなのに剛田君はまだ来てないのかい?」

    のび太「そうなんだよ。そろそろ帰ろうかなと思ってね。ねえスネ夫?」

    スネ夫「うぇ、あ、うん、そうそう。帰ろうと思ってて」

    出木杉「・・・おかしいな。」

    のび太「何がおかしいの?」

    出木杉「今まで剛田君はこのリサイタルをドタキャンしたことはあったかい?」

    ドラえもん「たしかに、あのジャイアンツがリサイタルを休むほどのものがあるかと言われれば無いような。」

    のび太「とりあえず、ジャイアンの家に行けばいいんじゃないの?」

    ドラえもん「けどもしいたら、リサイタルが・・・」

    のび太「うあー!!どうしたらいいんだぁ!!」

    スネ夫「ちょっと、僕は帰るね。」


    58名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 16:15:46.14 ID:znWYVnUT0
    のび太「え?なんで?」

    スネ夫「ここに残ってたらもしかしたらリサイタルが始まるかもしれないだろ?もう遅いし、帰ってもジャイアンに怒る資格はなし!」

    のび太「たしかに。。。」

    スネ夫「じゃあ僕は帰るからね!」

    のび太「バイバイ! じゃあ僕らも帰るか、ドラえもん」

    ドラえもん「そうだね、のび太君。じゃあね、出木杉君。」

    出木杉「ん?ああ、じゃあね。」

    ドラえもん「・・・」


    59名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 16:19:18.09 ID:znWYVnUT0
    スネ夫(まさか・・・まさか・・・まさか・・・!!!)

    スネ夫「ただいま!」

    スネ夫ママ「あら、おかえりざます!」

    スネ夫「あれ?!ない、、、ない、、、!!!」

    スネ夫ママ「もしかして、藁人形を探してるざますか?」

    スネ夫「?!?!なんでママが!?!?!」

    スネ夫ママ「履歴から調べたざますよ!安心するざます!ママがスネちゃまの代わりに赤い糸を解いておいてあげたざます!」

    スネ夫「!!!!!?????」

    スネ夫「な、な、なんてことをしてくれたんだ!!なんて勝手なことをしてくれたんだ!!!うわーーー!!!!ジャイアンが!!!じゃが!!!!」

    スネ夫ママ「?!ちょ、どうしたざますか?!スネちゃま・・・」

    スネ夫「うるさいうるさいうるさい!!!ふざけるな!!なんでこんな!!あーーー!!!あーーー!!!!」

    スネ夫ママ「あ、スネちゃま!!何処に行くの?!スネちゃま?!スネちゃまー?! スネちゃま・・・」


    61名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 17:26:29.46 ID:wi6bunQn0
    wkktk


    64名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 21:22:43.55 ID:znWYVnUT0
    スネ夫「はっはっはっはっはっ・・・!!!どうしたら、どうしたらいい?! そうだ!ドラえもんに・・・」

    ~~~~~~~~~~
    出木杉「ちょっとしたきっかけで、簡単に人を地獄に流す、てことはあると思う。でものび君の言うとおり、よーく考えたら地獄流しなんてものはくだらない。僕はそのよーく考えるために必要な人になりたいんだ!」

    しずか「出木杉さん!あたし!一緒に頑張るわ!!」

    のび太「僕も!こんなの絶対おかしいもん!!」
    ~~~~~~~~

    スネ夫「だ、ダメだ!のび太には言えない!!ちくしょう!!」



    スネ夫「はっはっはっ、、、」

    スネ夫は、気付いたら裏山にいた。

    スネ夫「ここにいてもいずれバレる。。。流したのはママであっても、僕のせいで、、、僕のせいで、、、!!」


    65名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 21:24:50.46 ID:znWYVnUT0
    「おーい!」

    スネ夫「!?だ、だれ?!!」








    出木杉「おーい!」

    スネ夫「で、出木杉?!」

    出木杉「君の様子がおかしいからちょっと跡をつけさせてもらったよ。」

    出木杉「剛田君のことかい?」


    68名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 21:48:47.65 ID:znWYVnUT0
    スネ夫「 ・・・うあああああああああん!!!ごめんなさーい!!!!ごめんなさーい!!!!」

    出木杉「やっぱり、君は・・・」

    スネ夫「ママが勝手に!けど僕が依頼したから!!」

    出木杉「そうか、そういうことか。」

    出木杉「骨川君、君はこのまま何処かに逃げようって考えてたのかな?」


    69名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 21:53:37.47 ID:znWYVnUT0
    スネ夫「ヒック、、、うん。。。」

    出木杉「それは許されないよ。だって君は剛田君を流したのだから。その罪を償わなければいけない。」

    スネ夫「どうやって・・・?」

    出木杉「普段と変わらない生活を送ること。」

    スネ夫「?!」

    出木杉「君は人を殺した。それを君の死で償えるなんて思うな。罪人の命に価値なんてない。君の罪の重さはみんなが決める。みんなから許されることで君の罪は償える。」

    出木杉「明日から学校でどんなに辛い事があろうとも毎日来い。それが罪滅ぼしだ。」

    スネ夫「で、出木杉ぃ!!わかった!わかった!ごめんなさい!!ごめんなさい!!」


    70名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 21:58:33.49 ID:znWYVnUT0
    一目連「相変わらずあの子はすごいね。」

    骨女「うーん、少し怖いね。」

    一目連「と、いうと?」

    骨女「女の勘なんだけどね、なんの理由もないんだけど、気味が悪いのよね。」

    輪入道「出来すぎた人間だからだろう。」

    閻魔あい「・・・」


    71名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 22:06:04.97 ID:znWYVnUT0
    次の日

    先生「え~みんなに大事なお知らせがある。うちのクラスの剛田が、まだ見つかっていないらしい。剛田に関する情報があったら、みんなすぐに先生たちに伝えるように。また、みんなも夜遅くまで遊ばないで、なるべく家にいるように。」

    のび太「結局ジャイアン見つからなかったんだ。。。」

    スネ夫「・・・」

    のび太「スネ夫、やっぱり心配してるんだ。。。」

    しずか「ねえのび太さん、これってもしかして、地獄少女なんじゃ・・・」

    スネ夫「!?」

    のび太「た、確かに。ジャイアンはみんなから怨まれていたからなあ。それはあり得るけど、ひどすぎるよ!」

    のび太「とんでもなく嫌な奴だったけど、友達思いで、本当は優しいんだよ!ジャイアンは!どうせ地獄に流した奴はジャイアンのこと全然知らないサイテーの奴なんだ!」

    スネ夫「」

    スネ夫(・・・こんな風に思われても仕方ない。仕方ないんだ。。。)


    72名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 22:15:39.19 ID:znWYVnUT0
    放課後

    出木杉「骨川君、今日一日どうだった?」

    スネ夫「心が折れたよ。あと、みんななんだかんだいってジャイアンのこと好きだったんだ、ていうのが分かった。」

    出木杉「流した後でもそのことに気づけただけでも成長だよ。しっかりジャイアンの分まで生きなきゃダメだよ?」

    スネ夫「・・・うん、そうだね。」




    ジャイ子(スネ夫さんが、お兄ちゃんを流した?!)


    73名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 22:18:29.14 ID:znWYVnUT0
    ジャイ子「ただいま・・・」

    ジャイアンママ「・・・あら、ジャイ子、お帰り・・・。はあ、たけし。。。」

    ジャイ子「、、、わたし、部屋に行ってるね。」

    ジャイアンママ「たけし・・・」

    ジャイ子「・・・」


    ジャイ子(スネ夫さんが本当にお兄ちゃんを流した?!でも、確かに、そういってたわよね。それにこの手紙。。。



    真実 を 知り た けれ ば
     放 課 後 兄の 教 し つ に 来い
      地獄通信が あなたを 救う


    ジャイ子(地獄通信、て何かしら・・・)


    74名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 22:40:41.02 ID:znWYVnUT0
    ジャイ子はpixivを使いたい、という一心で親に頼み込んで買ってもらったパソコンで、地獄通信を調べた。

    ジャイ子「なに・・・これ・・・」

    ジャイ子は地獄通信の全容を知った。そしてこの小学生、剛田たけし君失踪事件の真犯人を知った。


    ジャイ子「スネ夫さんだったのね・・・!!許さない。。。。許さない。。。。。!!!」






    スネ夫「はあ、今日一日辛かった。。。明日も辛いかな。いや、ずっと辛いのかもな。。。」

    スネ夫「けどこれが因果応報ってやつかな。はあ、明日からも頑張るか。。。て、もう今日か・・・。もう寝るかな。」


    75名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 22:44:31.26 ID:znWYVnUT0
    スネ夫「あれ?」

    閻魔あい「」

    スネ夫「地獄少女!!??なんで?!て、いうか、ここはどこ?!」

    閻魔あい「あなたは、地獄へ流される」

    スネ夫「なんで?!死んでからじゃないの?!」

    閻魔あい「あなたを流し人がいる」

    スネ夫「僕を?!いったい誰が・・・?!」

    スネ夫は地獄へ流される途中、ジャイ子が泣きながら紐を解いたシーンを、はっきりと見た。

    スネ夫「はは、ははは。出木杉の言った通りか。自分の罪は他人が決める・・・。これが因果応報か・・・。」

    スネ夫「・・・ごめんよジャイアン。」

    閻魔あい「」


    チリーン、、、


    76名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 22:53:01.60 ID:znWYVnUT0
    次の日
    先生「え~骨川君も行方不明となった。ここで、今日はもう集団下校となった。先生は剛田も骨川も心配だが、みんなも心配だ!」

    のび太「ジャイアン、スネ夫、、、一体どうして。。。」

    しずか「のび太さん、出木杉さん、怖いわ。これももしかして地獄少女が・・・。」

    出木杉「怖がっちゃだめだよ!こんな時こそ、力を合わせて犯人を捜そう!絶対流した人を僕たちで見つけ出すんだ!」

    出木杉「今日は帰ったらしずか君の家に集合だ!絶対に見つけてやる、犯人め・・・。クラスメートを地獄に流すなんて。」

    しずか「・・・」


    77名も無き被検体774号+[sage]:2014/02/02(日) 23:00:46.94 ID:NlwCJLYUi
    おもしろい


    78名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:04:30.79 ID:znWYVnUT0
    のび太「ドラえも~ん!!どうしよう!!地獄少女が~!!なにか道具だして~!!」

    ドラえもん「の、のび太君・・・。」

    のび太「ど、どうしたの?ドラえもん!?」

    ドラえもん「道具が。。。道具が取り出せないんだ・・・。」

    のび太「な、なんだって?!一体どうして?」

    ドラえもん「ちょうどジャイアンがいなくなった日から調子がおかしくなって、今日に関してはもうタイムマシンにも乗れなくなってるんだ。。。」

    のび太「そ、そんな~!これからしずかちゃんちで出木杉と地獄少女について話し合うって決まってるのに!僕だけじゃ何にもできないよ~!」

    ドラえもん「君ひとりでもしっかりした姿を見せてきな。僕は僕で今忙しんだから。」

    のび太「とほほ・・・。」


    79名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:06:56.12 ID:znWYVnUT0
    同時刻
    しずか「あらいらっしゃい、出木杉さん。」

    出木杉「ごめんねしずか君、早すぎたかな?」

    しずか「そんなことないわ。あたしも、のび太さんに聞かれたくない話が出木杉さんにあるから・・・」

    出木杉「僕にかい?」

    しずか「ねえ、出木杉さん、この二人の失踪事件、地獄少女関連なのかしら?」

    出木杉「うーん、そう思うけどね。だって、急に人がいなくなる、なんてあり得ないだろ?しかも二人続けて。」

    しずか「そうよね。うん。でもね、だとしたら、流した人って誰なんだろう。」

    出木杉「それはもちろん二人のことをよく知っている人だよ!二人の性格を事細かに!」

    しずか「あたしは、二人のことをよく知っている人なら、絶対二人を流さないと思うわ。」

    出木杉「・・・どうしてだい?」


    80名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:09:17.18 ID:znWYVnUT0
    しずか「だって、たけしさんは確かに乱暴な人だけども、根はやさしい人。クラスメートはみんな知ってるわ。」

    しずか「それにスネ夫さん。スネ夫さんを流す理由がわからないわ。仮にたけしさんとスネ夫さんのコンビが嫌い、ってなっても二人を流すことはできない。

    しずか「そうなったらクラスメートの犯行っていうのはない気がするわ。」

    出木杉「・・・何が言いたいんだい?」

    しずか「・・・なんで出木杉さんは、クラスメートに犯人がいるって言いきれたわけ?」

    出木杉「・・・」

    出木杉「・・・・・・・」

    出木杉「・・・・・・・・・・・」

    出木杉「驚かずに聞いてほしいんだ。・・・・・・僕はのび太君が犯人だと睨んでいる。」


    81名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:13:47.23 ID:znWYVnUT0
    しずか「な、なんてことをいうの出木杉さん?!」

    出木杉「いいかい、まず彼には、僕たちにはないものを持っている。ドラえもんだ。この存在が常識を覆す。彼が非常識の存在であるからだ。」

    出木杉「のび君が二人からいじめられていることは知っているよね?」

    しずか「えぇ、でも、あんなに怖がっているのび太さんが地獄へ流すなんて考えられない。それに、のび太さんはすっごい馬鹿だけどすっごい優しい方よ?」

    出木杉「そこでドラえもんが出てくる。きっと地獄流れを取り消す道具だって存在する。地獄少女は、22世紀の道具の前ではなすすべなし。だろ?」

    しずか「確かに。。。そういわれると。。。」

    出木杉「それに、彼はなぜ剛田君がいなくなったとき、骨川君がいなくなったとき、ドラえもんに何も頼まなかったのはなぜ?」

    しずか「!!」

    出木杉「今日の話し合い、もしのび君が道具に関しておかしなところがあれば、おそらく、のび君が・・・」


    82名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:15:58.17 ID:znWYVnUT0
    しずか「嘘よ!そんなの嘘よ!」

    出木杉「とにかく、いまはのび君を待と

    ピンポーン

    のび太「しずかちゃーん」

    出木杉「僕が出るよ。」


    ガチャ

    のび太「ごめーん、遅くなって!」

    出木杉「のび君、入って。」

    のび太「な、な、なんで出木杉が!?」

    出木杉「・・・いいから入って。」


    83名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:17:45.11 ID:znWYVnUT0
    のび太「なんだ、二人でもう話し合いはじめてたのか。何か詳しいこと分かった?」

    しずか「いえ、特には。。。のび太さんは?」

    のび太「僕もまったく・・・。」

    出木杉「ドラえもんともこのことは話した?」

    のび太「ど、ドラえもんと?ううん。ドラえもんとはとくには・・・」

    出木杉「そうか・・・。ドラえもんの道具があればいろいろと詳しいことがわかりそうなんだけどね。」

    のび太「ドラえもんの道具?ダメダメ使えないんだよ。今は。よくわからないんだけど・・・。」

    しずか「・・・」


    84名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:22:11.56 ID:znWYVnUT0
    夕方

    出木杉「それじゃあ今日はここまでにしようか。」

    しずか「そうね」

    のび太「じゃあ帰ろうか。」

    しずか「さようなら、二人とも。」


    ガチャ


    しずか「ふぅ、、、」


    85名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:25:24.24 ID:znWYVnUT0
    ガチャ

    出木杉「どうだい、しずか君。わかったかい?」

    しずか「のび太さん・・・どうして・・・」ポロポロ

    出木杉「・・・ここで話があるんだ。ただしずか君にもひどい結末が待っているかもしれない。でも、のび太君を止める唯一の方法であるかもしれない。」

    しずか「出木杉さん・・・。」




    閻魔あい「・・・」


    87名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:29:53.68 ID:h7zq0N8x0
    wktkwktk


    88名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:30:51.16 ID:znWYVnUT0
    その日の夜

    のび太「はあ、怖いな地獄少女。。。」

    出木杉「のびく~ん!」

    のび太「・・・出木杉?」

    出木杉「のび君に伝えなければいけないことがあるんだ。」

    のび太「なんだい?」

    出木杉「今日の話し合いの時に言わなくちゃいけなかったことがあるんだ。実は、僕、きょうからしずか君と付き合うことになったんだ。」

    のび太「な?!何を言ってるんだい!?出木杉は!?」

    出木杉「のび君には言わないとと思ってね。こんな時にと思うかもしれないけど、こんな時だからこそ、しずか君を守らなくちゃいけない。」

    出木杉「そういうことなんだ。今後三人で話し合うことはあるかも知れないけど、のび君に伝えておかないと、と思ってね。」

    のび太「ちょっと、え?何言ってるの?!え?だってしずかちゃんは、え?」


    89名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:32:08.57 ID:znWYVnUT0
    出木杉「そういうわけだから。明日から頼むね!明日は12時に裏山集合だよ?じゃあ、また明日!」

    のび太「・・・なんで。。。・・・出木杉ぃ!!!」

    のび太家

    のび太(畜生!出木杉!なんでしずかちゃんと・・・!)

    のび太(ちょっと待てよ・・・?出木杉としずかちゃんが付き合う。結婚する。のび太と結婚しない。セワシができない。ドラえもんが生まれない。)

    のび太(つまり、ドラえもんの道具が使えないのは、ドラえもんの存在が消えかかっているから・・・?!ということは、出木杉が原因?!)


    90名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:33:32.98 ID:znWYVnUT0
    ワオーーーーーーーーン!!

    のび太「うあ!!・・・なんだ犬か。ん?」

    0:00

    のび太「0:00・・・」


    カチ カチ カチ カチ ・・・

    のび太「出木杉がいけないんだ・・・。出木杉が・・・。」


    カチッ


    91名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:34:42.53 ID:znWYVnUT0
    ドラえもん「んも~うるさいなのび太く、のび太君!一体それは!?」

    のび太「!? ドラえもん!!」

    ドラえもん「何てことだ!なんで君がこれを!」

    のび太「違うんだ!これにはわけが!!」

    ドラえもん「わけ?」

    ーーー

    ーーーーーー

    ーーーーーーーーーー

    ドラえもん「なるほど・・・僕のことを思って。。。」

    のび太「そうなんだよ・・・だから

    ドラえもん「おかしい。」

    のび太「え?」


    92名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:36:30.79 ID:znWYVnUT0
    ドラえもん「僕はのび太君が将来誰と結婚しても、かならずセワシが生まれて、僕も生まれる。」

    ドラえもん「僕の存在が脅かされる状況になるのは、のび太君が結婚する前に死ぬといった子孫を残せない状況だけだ。」

    ドラえもん「これはのび太君が今危ない状況にあるということだ。」

    のび太「そ、そんなぁ。なんとかならないの?ドラえもん。」

    ドラえもん「うーん、、、 とにかく、その紐は絶対解いたらダメだよ!」

    のび太「わ、わかったよ。。。」


    93名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:37:42.34 ID:4crDPsLr0
    これは面白いぞ


    94名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:38:30.94 ID:DqzZZn+m0
    俺のファンクションキー返せよ!!!


    95名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:39:12.24 ID:znWYVnUT0
    次の日

    のび太「じゃあ、裏山に行ってくるよ。

    ドラえもん「絶対に解いたらダメだよ?!君も地獄に落ちるんだからね!」

    のび太「・・・わかってるよ。」

    裏山

    出木杉「お、来たね、のび君」

    のび太「出木杉、、、あれ、しずかちゃんは?」

    出木杉「うん、うん、そう思うのは、当たり前だよね。でもその前にね、君に言わなくちゃいけないことがまだあるんだ。だから早くに呼んだんだ。」

    のび太「・・・何?」

    出木杉「今回の失踪事件の真相さ。」


    96名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:40:43.81 ID:znWYVnUT0
    のび太「・・・・・・・え?」

    出木杉「まず剛田君の失踪事件。これは意図せぬ失踪だった。ジャイアンリサイタルを覚えているかな?あの時、僕がいることを不思議がっていたよね?」

    のび太「うん。。。」

    出木杉「あれは、骨川君に剛田君を流すようにそそのかしに行ったんだ。」

    のび太「!?」


    97名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:42:37.62 ID:znWYVnUT0
    出木杉「そしたら、もう流されてるんだよね。これにはびっくりしたよ。とにかくその日はずっと骨川君の後をつけてたよ。そしたら、トントン拍子さ。僕の言うことをすべて聞いてくれた。」

    出木杉「そしたら次は、骨川君だよね。じゃあここで問題。骨川君を流したのは誰だと思う?」

    のび太「・・・ジャイ子ちゃんか。」

    出木杉「正解。間抜けな割に察しがいいね。そう。ジャイ子ちゃんだよ。彼女に手紙を送ってね。スネ夫が犯人だということを暗にわからせてあげたんだ。そして地獄通信のこともね。」

    出木杉「大好きなお兄ちゃんの敵討ち、たとえ自分が地獄に落ちるとわかってもやってくれると信じてくれたよ。」

    のび太「・・・出木杉は一体何がしたいんだい?」


    98船越英一郎[sage]:2014/02/02(日) 23:44:20.16 ID:iUv04v8M0
    ・・・・ゴクリ


    99名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:44:30.90 ID:znWYVnUT0
    出木杉「・・・めちゃくちゃにしたい。」

    のび太「え?」

    出木杉「君たちをめちゃくちゃにしたい。

    のび太「な、なんでそんなことを

    出木杉「なんでだって?!簡単だよ!君はドジでのろまで間抜けで!何にもできないダメ人間!なのに!君には友達がいた!ガールフレンドもいた!そしてなによりドラえもんがいた!!」

    出木杉「努力して勉強して運動して、誰よりも優れても、君より数倍優れても!君は、僕が手に入れることのできないものを簡単に手に入れやがる!!ふざけるな!!」


    100名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:45:38.25 ID:znWYVnUT0
    のび太「・・・」

    出木杉「ふー、ふー、」

    のび太「・・・ごめん。出木杉君。君は、僕に嫉妬していたんだね。。。」

    出木杉「」

    ブチィ!!!!!!


    出木杉「自惚れんなぁぁぁぁ!!!!!!!」

    のび太「!」

    出木杉「誰がお前なんかに嫉妬するかよ!!嫉妬なんかするかよ!!バーカ!!ほら!ポケットに入ってるんだろう?!藁人形!!」

    のび太「な!なんでそれを!」


    101名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:49:10.71 ID:znWYVnUT0
    出木杉「君はしずかに関しては人一倍に気にするからな!それを利用したまでだ!」

    のび太「君は、地獄に落ちるかもしれないんだよ?!怖くないの!?」

    のび太「僕みたいな人を説得していきたいんじゃなかったの?!」

    出木杉「んなわけあるかボケ!あんなのしずかの評価あげるためだけのウソだよ!」

    のび太「・・・そんな。」

    出木杉「あと言っておくが、俺はしずかと付き合ってないからな!お前を騙すためだけに利用しただけだからな!」

    のび太「! なんだって!?」

    出木杉「お前が片付いたら、次はしずかを、地獄に落としてやろうかな!」

    のび太「お、おまえ!!!許さない!!!」


    103名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:52:33.52 ID:znWYVnUT0
    出木杉(さあ、面白いことが起こるよ・・・)

    のび太「地獄へ落ちろ!出木杉!」

    しずか「のび太さん!!!!」

    のび太「し、しずかちゃん!!」

    のび太「!!」


    しずかの手には藁人形が握られていた。

    しずか「やっぱり、出木杉さんの言った通りだったのね・・・」

    のび太「え?え?どういう・・・」


    105名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:55:10.59 ID:znWYVnUT0
    ーーーーーーーーー

    出木杉「いいかい、しずか君、作戦はこうだ。きっと次は僕が地獄に流される。それを阻止したい。そのために、しずか君が地獄通信にアクセスして、のび君を地獄に流してほしい。」

    しずか「あ、あたしが!?」

    出木杉「本当は僕がやりたいんだけど、やりあうともしかしたら僕が先に地獄に流されて、しずか君にも危害が及ぶかもしれない。」

    しずか「でものび太さんは話せば、、、」

    出木杉「彼はもう二人流してる。もう止まらないだろう。こういう時、どんな手でも使って止めるのが友達だろ?」

    しずか「出木杉さん、、、わかったわ。私やるわ!」

    出木杉「ありがとう、しずか君!」

    ーーーーーーーーー


    106名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:57:48.73 ID:znWYVnUT0
    しずか「のび太さん!馬鹿な真似はよしなさい!」

    のび太「しずかちゃん!違うよ!悪いのは全部

    出木杉「しずか君!のび君はもう糸を解こうとしてる!急いで!」

    しずか「出木杉さん!のび太さん!早くその藁人形を離して!」

    のび太「違うんだよ!しずかちゃん!(くそ、こうなったら先に紐を・・・)」

    のび太が紐を解こうとした時

    しずか「! のび太さんダメ!!!(私が先に解かないと!!)」

    しずかも紐を解こうとした。


    108名も無き被検体774号+[]:2014/02/02(日) 23:59:04.52 ID:znWYVnUT0
    しずか「!!」



    怨み、聞き届けたり



    のび太「・・・あれ、出木杉?しずかちゃん?」

    のび太「なんで急にいなく・・・」

    のび太「ん?あれは・・・」


    ジャイアン「」

    のび太「ジャイアン!」

    のび太「なんで・・・?!ジャイアンは地獄に・・・!」

    スネ夫「」

    のび太「!! スネ夫まで!!ちょっと待てよ・・・じゃあもしかしてここは!!」


    110名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:01:03.69 ID:znWYVnUT0
    輪入道「勘がいいな、坊主。」

    のび太「うわ!おじさんだれ?!」

    一目連「まさか自分がこんなところに来るとは思ってなかったろ?」

    のび太「え、え、え?どうなってるの?どうなってるの?」

    骨女「あなたは今から地獄に流されるのよ。」

    のび太「なんで!なんで!なんで!なんで僕が!僕が何をしたの!?助けてよぉ!ドラえも~ん!!!」


    111名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:01:07.19 ID:4crDPsLr0
    まさかののび太退場


    112名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:02:04.07 ID:znWYVnUT0
    輪入道「だってさ、お嬢」

    閻魔あい「闇に惑いし哀れな影よ

    人を傷つけ貶めて

      罪に溺れし業の魂」

    閻魔あい「イッペン 死ンデミル?」


    114名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:03:44.09 ID:znWYVnUT0
    のび太「ヒッグ、、、ウゥ、、、ヒッグ、、、どうして、、、どうして僕が、、、」

    閻魔あい「・・・」

    のび太「なんで、、、なんで僕が、、、しずかちゃん、、、」

    閻魔あい「あなたのやさしさは、届いたわ」

    のび太「・・・え?」


    閻魔あい「この怨み、地獄へ流します。」


    チリーン、、、


    115名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:05:30.71 ID:6oqrc2Bj0
    出木杉「ふぅ、危ない危ない。しずか君、あと一歩遅かったら、僕も流されてたよ。」

    しずか「ごめんなさい、出木杉さん」

    出木杉「まあいいさ、これで、地獄少女の一連の事件はこれで終わりだね。明日から、平穏無事な生活が送れるよ。」

    しずか「それはどうかしら?」

    出木杉「・・・どういう意味だい?しずか君」

    しずか「どういう意味って・・・






    骨女「こういう意味よ。」


    116名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:06:59.85 ID:5OOuEqzYO
    なに


    117名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:07:29.48 ID:6oqrc2Bj0
    出木杉「!うわああああああ!!!なんだ、なんなんだお前は!!」

    骨女「レディに向かってお前とは失礼ね。」

    出木杉「し、しずか君は?!しずか君はどこだ!!」

    一目連「どうしたんだい?」

    出木杉「僕の友達が、化け物に!!!」

    一目連「そうかい、じゃあお兄さんが友達を見つけてあげよう」

    ギョロン

    出木杉「!!!うわああああああああ!!!!」


    出木杉「はぁはぁ、早くこの裏山から出な、い、と・・・?」

    ゴォォォォォォォォォォォォォ!!!!

    出木杉「な、なんで!!なんで急に山火事が!!!

    輪入道「うぉぉぉぉぉ!坊主!もう逃げ場はないぜ!


    118名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:09:36.15 ID:6oqrc2Bj0
    出木杉「どうなってるんだよ!なんで僕がこんな目に!!」

    骨女「なんでって、あんた人をもてあそんだんだよ?」

    一目連「それも他人の人生を壊すほどのね」

    輪入道「なにもされないほうがおかしな話さ。」

    出木杉「何を言っている!僕は天才なんだぞ!誰よりも優れているのに!なんで!なんで?!」


    一目連「だってさ。お嬢。」



    閻魔あい「闇に惑いし 哀れな影よ


    119名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:11:07.54 ID:6oqrc2Bj0
    閻魔あい「闇に惑いし 哀れな影よ

    人を傷つけ貶めて  

        罪に溺れし 業の魂」


    閻魔あい「イッペン 死ンデミル?」

    出木杉「ひっ!!」



    出木杉「ははは、ははははは、僕は天才なんだぁ、天才なんだよぉ、なんで僕に友達ができなぁい、なぁ、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずか、なんで僕だけ下の名前で呼んでもらえないんだよぉ、なぁ」

    閻魔あい「この怨み、地獄へ流します。」


    チリーン、、、、


    121名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:13:34.43 ID:6oqrc2Bj0
    しずか「・・・のび太さん。」




    のび太さんも出木杉さんも裏山にはいなかった。

    のび太さんの家に訪れるも、ドラちゃんもどこにもいなかった。


    あの時、のび太さんの目を見たら、のび太さんが犯人に見えなかった。

    事件の真相はわからない。


    123名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:14:59.38 ID:6oqrc2Bj0
    ーーーーー

    ーーーーーーーー

    ーーーーーーーーーー

    もうすぐ私は大学生になる。
    のび太さんやドラちゃん、スネ夫さんにたけしさん、それに出木杉さん。

    みんなで宇宙に行ったり、悪者を倒したり、そういった数々の思い出は全部妄想だったのではないか、と思うようになっていった。

    しかし、首元の刻印を見るたびにみんなと遊んだ思い出は本物だったと思い直される。

    この刻印がみんなをバラバラにして、

    この刻印がみんなを引き繋げている。


    しずか「本当にこれでよかった・・・のよね。」


    アナタノ怨ミ







    ハラシマス


    124名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:17:27.01 ID:/J8zDndd0
    fin?


    125名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:24:34.66 ID:6oqrc2Bj0
    これで終わりです。

    地獄少女4期やってくれないかな。


    128名も無き被検体774号+[]:2014/02/03(月) 00:31:32.24 ID:FMSHNkMf0
    >>125
    おつおつ!
    3期が微妙だったから4期つくってほしいなあ


    のび太「地獄少女?」
    http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1391215784/


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    コメント

    名無しさん 2014年04月01日 17:43 ID:nPwuBgQL0 ▼このコメントに返信

    最近漫画で読み始めたときにタイムリーに読めてよかった
    最後がよかったね

    無名の信者 2014年04月01日 17:54 ID:jpjsCDjE0 ▼このコメントに返信

    地獄少女4期はよ!

    名無しさん 2014年04月02日 07:44 ID:i87HaM9O0 ▼このコメントに返信

    1期2期3期はどうやったら読めるんですか?

    

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