俺の高校時代が青春だった件wwwwww

    a0790_000709



    1
    以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:48:40.27 ID:alpydwtj0
    たつかな?


    4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:49:17.17 ID:e0eAGs6/0
    俺の股間はもう立ってる


    7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:50:18.38 ID:RF3NG/PG0
    はやくしろ


    
    9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:51:23.27 ID:alpydwtj0
    今振り返ると信じられないぐらい青春だったので書いてみる。

    NTR的な展開あり。

    スペック

    当時15
    彼女いない歴=年齢
    身長低め
    サッカーヲタ
    レミオロメンのベースに似てる


    10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:51:30.13 ID:O2wggPAS0
    期待


    11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:51:51.92 ID:kPoPlAXU0
    はやくしろ


    12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:52:38.97 ID:alpydwtj0
    俺の青春が始まったのは今から10年近く前のこと。高校1年生になったあたりからだった。

    当時俺はいわゆる中二病+硬派を標榜していて、クラスの女子とは関わろうしてなかった。

    愛読書は三島由紀夫。いつ腹を切って死のうか、などと考える危ないやつだった。

    「硬派を標榜していた」とはいっても、クラス1美少女のハーフの子に無謀な片思いをして、軽いストーキングをした後、彼氏がいるのが発覚して勝手に落ち込む程度は、恋愛に興味があった。

    というか、やっぱり恋愛には興味津々だったのだ。

    俺とDが出会ったのはその頃だった。


    13 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 []:2012/01/25(水) 20:53:40.56 ID:lo1aUggR0
    >>1
    今、何歳?


    22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:57:56.77 ID:alpydwtj0
    >>13
    20代中盤す


    14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:53:50.32 ID:alpydwtj0
    しかしこのDが俺の恋愛の相手になるわけではない。Dは男だ。

    俺の学校は中高一貫校だったが、高校から入ってくるやつも多い。その中の一人がDだった。

    そいつは最初わけの分からん奴で、いきなり初日の朝のホームルーム後、共通の近所の友達がいるとかで、

    D「おやおや?君が俺君?イメージと違うねえ。」

    とか話しかけてきやがった。

    俺「ああ、うん」

    と、俺はとりあえずこいつをやり過ごした。

    こいつが俺の青春に一役買うことになるとは俺はまだ知らなかった。

    スペック
    D(男)
    当時15
    彼女いない歴=年齢
    身長高め
    J-POPヲタ
    中村憲剛に似てる


    15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:54:08.92 ID:RF3NG/PG0
    Dの意思か


    16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:54:34.14 ID:alpydwtj0
    Dは本当にとらえどころがなく、学校初日の授業中に突然、

    D「韓国では最近若者がキムチを食べなくなって社会問題になってるらしいよwww」
    とか

    D「意外に思うかもしれないけど・・・ヨーロッパには差別という文化が無いんだ・・・」
    とか

    脈略のない、意味不明で間違った話を連発していた。

    DはすぐクラスのDQN(仮に朝青龍とする)と仲良くなった。

    朝青龍とDは、中身のない薄っぺらな会話をいつもしていた。


    18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:55:56.66 ID:alpydwtj0
    この朝青龍は(顔が朝青龍のくせに)、クラスの関西弁を話すかわいい女子と付き合ってた。

    仮にこの女のことをNMBと呼ぶことにする。

    朝青龍は本当にひどいやつで、NMBと付き合うことになったその日に男子の集まりの中にニヤニヤして入ってきて

    朝青龍「ふふふ、俺にもついに肉便器ができた」

    とほざいていた。

    実際に、考えられないぐらいの頻度で二人はヤっていた。

    当時、クラスの美少女に軽いストーキングをするぐらいの恋しか経験していない俺には衝撃的だった。

    Dと朝青龍が教室の隅でその詳細な話をしているのを聞いて、薄寒くなったのを覚えている。


    19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:56:07.20 ID:9ckT3uOc0
    朝青龍www


    20 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 []:2012/01/25(水) 20:56:49.59 ID:lo1aUggR0
    NMBってなんだよwww


    21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:57:15.02 ID:RF3NG/PG0
    ぶつかり稽古だと...クソ!


    23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:58:28.22 ID:alpydwtj0
    スペック

    NMB
    関西弁
    黒髪で豊満な身体つきをしている
    スポーツ得意な、おてんば系


    25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:59:08.79 ID:alpydwtj0
    その頃の俺は特定の誰かと一緒にいるわけでもなく、かといって一人でもなく、適当にクラスの男子と、ぼんやりとした日々を過ごしていた。

    そんな中、いつの間にか俺は、Dと仲良くなっていた。

    きっかけは忘れてしまったが、彼が俺と同じサッカー部に入ってきたことや、朝青龍への陰口、クラスにいる羽生名人そっくりのメガネくんいじりなどをするうちに、仲良くなっていったように思う。


    26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 20:59:53.78 ID:alpydwtj0
    その中で印象的だった出来事が一つある。まだそれほど俺とDが仲良くなかった頃の話だ。

    とある日の部活の帰り道、特に理由はないが俺とDで、なんとなくジュースなんかを飲みながら、公園のベンチに座っていた。

    特に話すこともなかったが、俺はなんとなく気になっていたことについて聞いてみた。

    俺「あのさー」

    D「ん?何何何?」

    俺「お前、ともちんのこと好きだろ?」

    「ともちん」とはクラスの女の子で、今で言うとAKBの板野友美を、ちょっと朴訥にした感じだった。

    俺は行動がバカっぽかったので好きではなかったが、その子は実際モテそうな感じではあった。

    D「は?なんだよ突然・・・」

    いつもふざけていたDの目が、マジになった。


    27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:00:36.34 ID:alpydwtj0
    Dの初めて見せる鋭さに、俺は少し戸惑った。

    が、少しからかってやろうと思い、

    俺「いや、だってお前いつもともちんの方見てんの知ってるしw」

    と極めて冷静を装って、カマをかけてみた。

    そうするとDは一瞬焦った表情を見せたが、突然フッと笑って、

    D「まじかよ!お前いつから気付いてたんだよwww」

    なんて意外にあっさりと認めてきた。


    29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:01:36.46 ID:alpydwtj0
    この出来事を境に、俺も例のハーフの子のことをDに話したりして、Dと秘密を共有することになり、急速に仲良くなりはじめる。

    朝青龍が、DよりもNMBとの放課後○○○タイムを選ぶようになったこともあり、Dは朝青龍とは疎遠になり、俺と過ごすことが多くなった。

    仲良くなってみると、意外にDは話の出来る奴だった。

    聞けば転校後数日の奇行は、彼なりにみんなと馴染もうとした結果の行動だったらしい。
    といってもやっぱり意味は解らないが。

    家の方向が同じだったこともあり、本来なら電車で数駅の距離を二人で歩いて帰ったり、

    当時大学生と付き合ってたクラスの女子の放課後デート待ち合わせ現場を意味なくのぞき見したり、

    コント台本を考えて学校のイベントで大ウケをとったりと

    他愛もないことで盛り上がっていた。


    30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:04:01.61 ID:alpydwtj0
    そんな高1の夏、Dにとって衝撃の事実が明らかになる。

    Dの片思い相手のともちん。そのともちんに、県外在住の遠距離恋愛中の彼氏がいることが発覚したのだ。

    俺は「ざまあwwwwww」と馬鹿にしていた。

    とか言っていたら俺も数日後に、ハーフの子が彼氏とデートして、キスしているのを目撃してしまった。

    まさかの同時多発失恋である。

    しかし、このW失恋が偶然にも俺の青春への動き出しと重なる。


    31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:04:51.96 ID:alpydwtj0
    その頃、なんと1年ほど付き合っていて、学年のベストカップル()とまで呼ばれたNMBと朝青龍が別れてしまう。

    朝青龍もひどかったが、このNMBという女もほんとにしょうもないやつで、男の気を引くのがうまく、男に言い寄り「●●が彼氏やったら楽しいやろなw」等、甘い台詞と絶妙なボディータッチで、男を手当たり次第「キープ」状態にするのがうまかった。

    「キープ」状態とは、NMBがその気になれば、いつでも付き合えるような状態にしておくことだ。

    朝青龍と付き合っているときはこの「キープ」癖も収まったかのように見えたが、朝青龍と別れそうな雰囲気になったあたりから、再発。

    NMBは、俺とDのことも「キープ」にしようとしていた。

    俺とDとNMBの三人で、放課後マク○ナルドで過ごしたりすることも多くなった。


    32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:05:57.19 ID:alpydwtj0
    ある日、NMBから俺の携帯にメールが入った。

    「今から朝青龍と別れる・・・と思うんだけど公園に見に来ない(笑)?」

    今思えばこれは、NMBの「秘密を共有することで、親密感を出す」=「キープにするための作戦」なのだが、

    俺とDはもちろん急いで公園に向かった。

    俺たちも、NMBと同じぐらい悪い顔をしていたと思う。


    33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:06:59.23 ID:alpydwtj0
    公園に着くと、二人はベンチに座っていて、真剣に話しているようだった。

    俺とDはふざけて、大声で

    俺「なぁ、民主党って政権取れると思う?」
    D「いやー、なかなか厳しいんじゃない?」
    俺「いやでも不可能じゃないっしょ」
    D「もし取れたらオオゴトだぜ、誰が総理になるんだよ」

    などと難しく聞こえるが意味のないことを叫びながら二人の後ろを通ったりしたが、彼らは話に夢中で気付かなかった。


    35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:08:14.28 ID:alpydwtj0
    しばらくするとNMBが、朝青龍と話しながら携帯を取り出してメールを打ち出した。

    俺の携帯にメール着信がある。

    NMB【俺君来てるの?どこにおるん??】

    俺【後ろにいるよ。メールとかしてて大丈夫なの?】

    NMB【大丈夫wお母さんとメールしてるって言ってるwww】

    俺はNMBとの共犯意識で、ゾクゾクした。


    36 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 []:2012/01/25(水) 21:08:36.99 ID:kxmO70wh0
    wktk


    37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:08:57.36 ID:alpydwtj0
    そこから木陰に隠れて見守ること20分。

    二人は話し終えたみたいで、朝青龍はベンチから立ち上がり、一言NMBに何か言ってから駅の方に向かって歩いて行くのが見えた。

    俺たちは完全に朝青龍が見えなくなるのを待ってから、悪い笑顔で、

    俺&D「わーー!」

    と叫びながらNMBのもとへ駆けていった。

    NMBは俺たちを見つけると

    NMB「なぁもお、どこにおったん?」

    と可愛い笑顔で微笑んだ。

    NMB「朝青龍と別れ話してる間も、ずっと探しとったんやからな!」


    38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:09:17.91 ID:alpydwtj0
    俺たちは恋人の別れという、プライベートな瞬間をのぞき見したことに完全にテンションが上がっていた。

    D「うっほwwwwwうっほwwww」

    こいつはテンションが振り切れてる。

    NMB「はーあ・・・」

    俺「ん?」

    NMB「んー、別れちゃった・・・」

    この女は、付き合いたくなったら相手に告白させ、別れたくなったら相手に別れの台詞を言わせる、そういう女だ。

    今回もその通りだったのに、「別れちゃった」とか言っている。

    恐ろしい女だ。


    39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:10:00.13 ID:alpydwtj0
    俺「ああ、見てりゃわかるよ・・・」

    するとNMBはフッと微笑み、

    NMB「あーでもなんか逆にスッキリしたかも。あ、そうだ!ねえ、俺君・・・」

    俺「ん?」

    NMB「抱きしめて?」

    俺「!!!」


    40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:11:35.17 ID:alpydwtj0
    俺は迷った、ここは抱きしめておくべきなのだろうか。

    この空気だ、テンションでごまかして、「まぁまぁ」なんつって抱きしめても全然大丈夫だ。

    全然大丈夫だ・・・イケる・・・

    ・・・

    しかし当時は硬派を標榜していた俺。どうしていいかわからずにいると

    NMB「・・・なあんてね、本気にした?」

    俺「!」

    まぁそりゃそうだ。軽いジョークだ。

    しかし、その目がなんだかどこか寂しそうで、それがとても、とても心に引っかかった。

    その夜は一晩中「あのとき抱きしめていたら」ということばかり考えていた。


    41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:12:07.52 ID:alpydwtj0
    学生時代の恋愛ってのは、往々にして長続きしないもので、

    ほどなくして、ともちんも遠距離の彼氏と別れたという話を聞く。

    Dはもちろん歓喜。

    喜びのあまり放課後の公園で、突然歌いながら踊り始めた。

    まだ付き合えると決まったわけじゃねーだろバカw

    一方、俺もあの日以来なんとなくNMBが気になっており、

    ・・・っていうかもう完全に好きになっていた。

    つくづく小学生みたいな単純な感情の流れで惚れてしまったと思う。

    -NMB編 始動-


    42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:12:57.15 ID:alpydwtj0
    前々から、俺たちは好きな子の事を相談し合っていたが、この頃からそれを「作戦会議」と称するようになる。

    作戦会議、といっても俺とDがそれぞれの恋の妄想を、さも客観的な分析かのように語り合う会だ。

    場所は俺の部屋だったりしたこともあるが、主にDの家の近くの公園だった。

    傍からみたら、それはそれは気持ち悪いものだっただろう。

    高校生男子2人が、片思い相手の事情を無視して勝手に喜んだり、勝手に悲しんだりしているのだ。

    そんな会話がまた片思いをさらに過熱させていき、紅葉を迎える頃には、俺とDはどっぷり恋に浸かった男子高校生だった。


    43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:13:29.31 ID:alpydwtj0
    そんなある日、とある授業のグループ分けが行われ、

    なんと奇跡的に俺、D、NMB、ともちんの4人が同グループとなった。

    グループで時間を取って集まろうという話になり、ある土曜日に市の図書館で4人で集まることになった。

    もちろんこの前日に綿密な作戦会議が行われていたことは言うまでもない。

    少女マンガならここで、ちょっとしたハプニングで二人が急接近☆?な展開だが、

    本当にグループ作業と勉強だけで終わった。

    しかし当時の俺たちにはそれだけでも十分で、後の作戦会議で「あの発言にはこんな意図が隠されているに違いない」だの「5回も目があった」だの、くだらないことで盛り上がっていた。


    44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:14:21.43 ID:alpydwtj0
    ここで話は少し脇道にそれるが、重要な話を記しておく。

    俺のキモい奇行の話だ。

    NMBに惚れてからの俺には、日課があった。




    それが『NMBチェックマークブック』だ。





    簡単に説明すると、NMBチェックマークブックはカレンダーのついている手帳で、

    そこには、その日NMBとどういう交流・接触があったかを記していた。


    45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:14:56.43 ID:alpydwtj0
    一日の間にNMBとのコミュニケーションに応じて、チェックマークの数が変化した。

    詳細は以下の通り

    チェック0個:なにもなし
    チェック1個:会話があった
    チェック2個:ボディタッチがあった(手と手が触れる、なども含む)
    チェック3個:キス

    という感じだ。

    俺は毎日、このチェック3個を本気で目指していた。


    46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:15:49.09 ID:alpydwtj0
    毎日手帳にチェックを書き込み、放課後の公園でDとどうチェックマークを増やしていくか話し合った。

    調子のいい日はチェック2個いけていたが、たいていは1個だった。

    0個の日は機嫌がわるく、Dに当たることもあった。

    それでも俺は毎日、本気でチェックマーク3個を目指していた。

    俺達は、毎日公園でチェックマークブックを見ながら「火曜日はチェック0個の日が多い
    」とか「ここ3日連続でチェック1個だ」とか「明日は数学の授業があるから、NMBは俺を頼ってくるはずだ。そこでチェック2個を狙う!」とか分析してた。


    47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:16:45.93 ID:alpydwtj0
    そんなこんなで、俺のチェックマークブックのカレンダーもチェックマークで埋まっていき、街はすっかり冬の色。

    高校初の冬。

    そんな中でも毎日学校に行き、チェックを記入、Dに報告し、明日の作戦を考える。

    家に帰ってからもNMBがメッセンジャー(当時の主流)にサインインすれば必ず話しかけ、その内容をまたDと共有し、深夜まで作戦会議をした。

    授業中にNMBのことを思った詩をしたため、となりの席のやつに見つかりそうになり、あわてて隠したりしたこともあった。


    48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:18:05.52 ID:JrLQiDUj0
    詩うp


    50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:19:13.06 ID:alpydwtj0
    >>48
    ノートのはしっこに書いてたが、ノート捨てたwww


    49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:18:21.73 ID:alpydwtj0
    あれはたしか年末だったか、二人で出かけたことがあった。

    今思えばちょっとしたデートだったと思う。

    何をするでもなく、どうでもいい会話をしながら公園を散歩した。

    そのあと俺たちの街にある、大きくはないがシンボルであるタワーを見に行った。

    俺はこのタワーが、こんなにきれいにきらめいているのに、初めて気がついた。

    この日、NMBは俺を完全にキープにするためにか、とても良い思いをさせてもらった。

    チェックマーク3個は達成できなかったが、チェックマーク2個に収まらないぐらい、細かなボディータッチがあり、俺のタワー(ry。


    51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:21:01.40 ID:alpydwtj0
    そうして日々が過ぎて、春が来て、俺たちは高2になった。

    俺のチェックマークブックも2冊目に突入した。

    そして最も重要なイベントの一つ

    高2の初夏の修学旅行がここで訪れる。

    行先は風光明媚な山の麓。

    つまりはハイキングだ。


    52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:21:42.89 ID:UabkBlgI0
    裏山死刑


    53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:21:48.66 ID:alpydwtj0
    この修学旅行は、生徒数の関係で、課外授業の選択などに応じて、宿が複数に別れていた。

    宿は山の中で、それぞれ離れており、特に夜間の行き来は不可能だった。

    俺とDは「宿は同じで、同室」だが、「日中のアクティビティ」は別々。

    Dはともちんと、「アクティビティは一緒」だが、「宿が別」なのを嘆いていた。

    しかし、そんな嘆きは俺の耳には入らなかった。

    なぜなら俺はNMBと、「宿もアクティビティも一緒」。

    完全に浮かれて上の空だったからだ。

    「修学旅行用、新チェックマーク基準(全5段階)」なんかを作りながら・・・・


    54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:22:19.89 ID:alpydwtj0
    この時の俺の心は完全にNMBにロックオンされていて、忘れていたことがあった。

    それは日中や宿で、NMBは女子と一緒に行動することが多くなることだ。

    まぁ考えれば当然だ、NMBはまだ俺の彼女じゃないんだし、女子と一緒にいるのは当たり前だろう。

    俺がこのことに気づいたのは、バスが宿に着く直前。

    急遽となりの席のDと、どうやってNMBと二人きりになるか話し合うことにした。

    しかし考えつくものは実現可能性の低いものばかり。俺は頭を抱えた。

    宿分け表によれば、俺たちの宿には、NMBと特に仲の良い女子(蒼井優にちょっとにてるので、優ちゃんと呼ぶ)が一人一緒だった。

    NMBと仲の良い他の女子は、全員別の宿だったため、俺は、こいつさえいなければ、まだなんとかできるチャンスはあるのに・・・と、思い、

    俺たちの作戦はどう優ちゃんを遠ざけるか、が焦点になっていった。


    55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:22:50.72 ID:alpydwtj0
    そして大型バスが宿に到着する。

    部屋に入り、荷物を置き、とりあえず集合時間まではしばらくあったが、

    D「売店いこうぜwwwwww売店www」

    というDについて売店へ向かった。

    1階に下りて、ロビーを通り抜けて売店に行く道すがら、ロビーで優ちゃんが荷物を持って立っているのが目に入った。

    そこへ先生が奥から走って戻ってきた。

    先生「ごめんごめん、やっぱり手違いで、予約が1人分だけ間違っていたみたい。」

    優「え、じゃあどうすればいいんですか?」

    先生「うーん、おそらく優さんは向こうの宿に行ってもらうことになるかな?」

    俺「!!!」


    56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:23:08.89 ID:alpydwtj0
    優ちゃんが向こうの宿にいけば、NMBと仲良い女子はいなくなり、

    つまり俺とNMBが二人きりになれる可能性が爆上げ。

    俺は神と手配を間違った先生に感謝した。

    そうして優ちゃんは別の宿に向かった。

    勢い余って「新チェックマークシート基準」がとんでもなく過激になったのを覚えている。


    57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:23:49.18 ID:alpydwtj0
    偶然とはいえ、俺がNMBと仲良くなるには良い環境が整ったこともあり、修学旅行中、俺はなんとかNMBと距離を詰めようと必死だった。

    NMBもNMBで、俺に優しくしてくれた。

    超優しくしてくれた。

    正直、俺には刺激が強すぎた。

    登山をする日には手をつなぎながら登ったり、頂上では飲み物を奢りあったり、お互いの荷物を持ってあげたりした。

    俺は有頂天だった。

    周りは既に完全に付き合っていると思っていたらしい。

    でも二人の間で、愛の確認作業がまだだったので、正確にはまだ付き合っていない、ということになる。

    俺は早く確認作業をして、FIFA公認カップルになりたかった。


    58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:24:22.33 ID:alpydwtj0
    その夜、俺は宿の外のベンチで、Dと馬鹿話をしたあと、

    俺「決めた、俺明日の夜告るわ」

    D「まじか!ついに」

    俺「うん、やっぱり俺はNMBが・・・

    D「あ!ネコだぁ!!待てええええ」

    Dは人の話を聞かない奴だった。

    しかし最終的には、Dも太鼓判を押してくれた。子猫を膝に乗せながら。

    D「まぁその山登りの話聞く限り大丈夫だろ。ねー?ねこにゃんにゃん!はい!ねこにゃんにゃん!」

    と太鼓判を押してくれた。

    そして「オペレーション・脱トモダチ」に向けての作戦会議をすぐさま始めた。


    59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:24:54.85 ID:alpydwtj0
    作戦はこうだった。

    夜、どうにか先生たちの監視の目をくぐって、NMBに俺とDの部屋に来てもらう。

    しばらく3人で話した後、わざとらしくDに電話が入り(携帯のフェイクコール機能的なやつで)、Dが退出。

    二人きりになった時点で告白。

    うまくいった場合のため、Dにはその後俺から連絡が来ない場合は部屋に帰ってくるな、と言っておいた。


    60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:25:27.09 ID:alpydwtj0
    作戦決行当日。

    Dが「まあダメでも押し倒しちゃえよ☆」とか言ったせいで

    俺は頭がクラクラして、どうにかなりそうだった。

    相変わらずNMBは、俺がまるで彼氏かのように扱う。

    それだけでもうふわふわ時間だったが、その雰囲気も手伝って、

    俺「夜こっちの部屋来てDと3人で話さない?」

    とスムーズに切り出すことができた。

    NMB「えーっ、ええけど、先生に見つかったりしたらどうするん?!」

    俺「大丈夫だって、あいつら適当だから」

    NMB「うーん、まあわかった。じゃあ大丈夫そうやったら後でメールするねっ」


    61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:26:06.54 ID:alpydwtj0
    そして夜。

    NMBからメールが入る。

    NMB【今からそっち行けそう。 部屋何号室やったっけ?】

    俺【○○号室。鍵開けとくからそのまま入ってきて】

    こんなセリフ、もう一生言うことはないだろうw

    NMBを待っている時間は、たかだか数分だったと思うが、とてつもなく長く感じた。

    こんな中でもDは、フェイクコールを受けて、外に出ていくリハーサルをしている。

    しかもふざけてわざと変な調子で

    D「あーそれそれ、電話っだよ~♪どっなたっから~♪」

    とか歌いながら。

    お前それシクったらぶん殴るからなwwww、つかNMBが来たらどうするんだよ、落ち着けwww、と言おうとしたその時、

    ガチャ、と扉があき、ピンクパジャマ姿のNMBが慎重に入ってきた。


    62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:26:56.48 ID:alpydwtj0
    !!!

    超可愛い。

    俺はドキドキを隠しながら

    俺「おお、来た来た」

    NMB「もお~っ!途中○○(先生)に見つかりそうで大変だったんやからね~。ってかD!めっちゃ久しぶりなかんじする」

    D「おー、たしかに久しぶりだ。日中会わないからなあ」

    NMB「うんうん!で、そっちのグループはどんな感じなん?」

    D「俺はともちんいるから、それでおーるおっけえwww」


    63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:27:22.10 ID:alpydwtj0
    DとNMBが他愛もない会話をしている間、俺は勿論緊張してあまり会話も楽しめずに、早くD出てけよ、空気読めよ、などと思っていた。

    そして何度かの目配せの後、ようやくDに「電話」がかかってきた。

    よしスムーズに退室しろよ・・・、そう思った時

    D「あ~それそれ♪でっんわっだよ~♪もっしもし~♪」

    Dはさっきの「リハーサル」どおり、おふざけ調で電話をしながら部屋から出ていったのだ。

    俺は本気でこいつバカなんじゃねえのか?と思った。

    せっかく立てた作戦が、この不自然な退出で台無しになったらどうする!

    しかしNMBも、それで何か察したらしく、なんとなくそのままになった。


    64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:28:02.79 ID:alpydwtj0
    俺は、ようやく二人きりになれたので、早速作戦結構に移ることにした。

    NMBはベッドに座り、俺は近くの椅子に座っていた。

    やはり愛の告白をするのだから、もっと近くに座らなければいけない。

    そう考えていたのだが、そこでとんでもない事実に気づいてしまった。

    NMBの髪はシャワー上がりでしっとりとまとまっていて、黒髪が輝いている。

    普段学校では見ることのないパジャマ姿。

    収縮性のあるその布は、意外にぴっちりしていて、NMBの身体のラインが浮き上がる・・・

    さらに気付いてしまった。今俺は女の子と部屋に二人きりだということに。

    ・・・(ゴクリ

    エロい・・・


    66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:30:39.04 ID:alpydwtj0
    エロすぎる・・・

    さらに追い打ちをかけるように、以前深夜にメッセンジャーで話していた会話が脳裏をよぎる

    ?回想?

    俺【今夜は冷いね】

    NMB【な!めっちゃ冷える。ウチ寝る時基本パジャマにノーブラやから(笑)】

    ?回想終?

    つまり・・・今日も・・・


    67 忍法帖【Lv=3,xxxP】 []:2012/01/25(水) 21:31:51.39 ID:phRMdSwV0
    フヒヒ


    69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:32:23.41 ID:alpydwtj0
    しかしいつまでもNMBの身体を見つめているだけでは始まらない!

    チェックマークブック(新)をチェックマークで埋め尽くさなければ!

    おもむろに立ち上がり、NMBの隣に座る。

    しばらくは他愛もない話でもりあがった

    学校の先生の噂話やら、昼間のアクティビティの話などだ。

    NMB「Dくん、ドコ行ったんやろw」

    俺「さあw知らないw」

    NMB「Dって、ようわからんところあるよなあw」

    俺「あるあるw」

    NMB「・・・」

    俺「・・・」


    70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:32:55.16 ID:alpydwtj0
    そして次の瞬間

    NMBが

    俺の肩に

    頭を乗せてきた

    俺「!!!」

    沈黙が部屋に流れる。

    外でネコが鳴く声がしたような気がした。


    71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:33:54.00 ID:g3et/Amo0
    うわああああああああああああああ


    73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:35:45.13 ID:MfSn+tGe0
    ねっこひろし!ねっこひろし!!


    74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:35:52.92 ID:alpydwtj0
    俺は自分に言い聞かせた、今だ、今がそのタイミングだ。

    しかし俺の肩に乗っている頭のことを考えると、のどがカラカラになって何も出てこない。

    俺「・・・」

    NMB「・・・」

    俺「あの・・・さ・・・」

    NMB「フフッ、どしたん?」

    俺はとんでもない量の勇気を振り絞った。

    そしてついに

    俺「あの・・・好き・・・で・・・す」

    NMB「・・・?」

    俺「その、NMBが・・・好き。」


    75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:36:04.26 ID:id9hfcgl0
    パンツ爆発した


    78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:37:09.40 ID:alpydwtj0
    NMB「・・・」

    俺「好き、だよ・・・?」←完全に調子に乗っている。

    っしゃあ!言ったあぁ!

    さあ、あとは向こうの「あたしも」を待つだけだ。

    どうやってその後に持ち込もうか・・・

    いまDはどこにいるのだろうか・・・あいつにも伝えなきゃ・・・

    NMB「・・・っ、ごめん。私そういうの無理なんだ」

    俺「!?」

    そういうとNMBは立ち上がり、虚を突かれた俺を尻目に、

    NMB「じゃあまたね」

    と呟き部屋から出て行った。


    俺の恋がまた一つ終わった。

    -NMB編・終了-


    80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:37:41.39 ID:RF3NG/PG0
    あっさり終わったなwwwww


    82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:38:00.38 ID:g3et/Amo0
    やったあああああああああああああああああああ


    84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:38:28.74 ID:kPoPlAXU0
    あっさりフラれてるwww


    85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:38:48.06 ID:alpydwtj0
    NMBに拒否された次の日、昨日までのラブラブっぷりが嘘のように、日中行動でもNMBと気まずい感じになっていた。

    目も合わせてくれない。

    しかし周りの友達は、別室に移動したDから、俺が何をしようとしてたかが筒抜けになっており

    「おめでとうwww」「脱童貞おめ」「こんど俺にもS●X教えてくれよ」

    などと散々言われ、その度に機嫌が悪くなっていった。

    そんな俺を見て、NMBは俺から離れていった。

    廻りは、「照れるなよ~」と囃し立てるデフレスパイラル。

    「オペレーション・脱トモダチ」は、成功した。

    逆ベクトルで。


    86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:39:13.05 ID:alpydwtj0
    そんな修学旅行の中で、俺はひとつ重要なことを見逃していた。

    それはDの事だ。

    Dは着実に修学旅行のアクティビティで一緒なのをいいことにともちんといい感じになっていた。

    俺は自分のことに必死にだったし、Dも聞かれないと自分のことを話さないタイプの人間だ。

    そのため、Dとともちんが付き合いそうになっていることなど俺には知る由もなかった。


    87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:39:36.05 ID:alpydwtj0
    修学旅行最終日前日、宿の外のベンチで俺が「あーすればよかった、こーすればよかった」話をしていると、

    突然何かを思い出したかのように、

    D「あ、おれともちんと付き合えるかもしれない。っていうか、付き合えそう?みたいなwww」

    ・・・

    数日前までの俺なら、心から祝福していたかもしれない。

    が、俺はキレた。

    俺「お前さ」

    D「ん?」

    俺「俺が振られたっていうのに・・・よくそんな事が言えるもんだなあああ!!!」

    俺は心のどこかでDがいつもの調子でおちゃらけて返してくると期待していた。

    しかし

    D「・・・うるせーよ、お前に関係ないだろ」


    88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:40:08.88 ID:alpydwtj0
    予想外の答えに虚をつかれた俺は、

    俺「お前・・・お前、分かってんのか?」

    D「なにがだよ」

    俺「お、おま、お前がともちんと付き合うっていうことは・・・俺と・・・ぜ、絶交するってことだからな」

    D「は?お前何言ってんの?」

    そこで俺は、また余計な事実に気づいてしまった。

    Dの右腕に、ともちんがいつも右腕につけているミサンガがついていることに・・・

    そして俺はさらに逆上した。


    89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 21:40:53.06 ID:CzTAFVrZ0
    あー…


    90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:40:57.12 ID:g3et/Amo0
    わろたwwwwwww


    91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:41:13.28 ID:alpydwtj0
    一晩明けて、次の日の朝。

    今日は最終日といえど、帰路につくだけだ。

    機嫌がとんでもなく悪かった俺は、NMBとも、Dともシカトし合いながら、大型バスに乗り込む。

    修学旅行用チェックマークシートは宿で破って捨てた。

    途中のSA休憩でも、Dとも、NMBとも無視し合っていた。

    俺は「最近ちょっとちゃらちゃらしすぎた。俺は硬派に一人で生きていくのが似合ってたんだ」と、今後また、一人で過ごす決心を固めていた。


    92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:41:45.67 ID:alpydwtj0
    コーヒーを一人で飲んでいた俺に、

    Dが近づいてきた。

    俺「・・・」

    D「やっぱ俺、ともちんと付き合う」

    俺はDをぶん殴った。


    93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:42:25.11 ID:UabkBlgI0
    えー…


    94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:42:41.82 ID:alpydwtj0
    しかしDは殴り返さない。

    Dはなんとも言えない、勝ち誇ったような、さびしそうな顔をして、Dがともちんのいる女子グループの方に歩いて行くのが見えた。

    Dがともちんに話しかけて、ともちんを外に連れだすのが見えた。

    女子グループが囃し立てる中、二人は外に出て行き、見えなくなった。

    紙コップの底にたまった砂糖はどんなにコーヒーをかき混ぜても溶けなかった。

    その日、Dはともちんに告白し、二人は付き合い出した。


    96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:44:22.84 ID:alpydwtj0
    まあ、いざ二人が付き合うとなったら、俺にも冷静さが戻ってきた。

    その場のテンションで「絶交だ」なんて言っていたが、本気でそう思っていた訳ではない、

    と帰りのバスで思い直した俺は、地元に戻ったあと、Dに謝り、Dも俺に謝り、前みたいに普通に話をするようになった。

    ともちんは、Dと付き合うことになった直後、Dが俺に絶交だと言われた話を聞かされており、そのことについてとても心配していたそうだ。

    ただのバカっぽい子かと思っていたが、なんだ、いい子じゃないか。

    ともちんと俺はDと付き合うまではあまり話したことなかったのだが、案外いい子で、3人で遊んだりするような仲になった。

    NMBとの事にも踏ん切りがつき、また俺に新しい好きな人ができたのは落ち葉が目立ち始める高2の秋だった。


    97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:44:51.76 ID:alpydwtj0
    修学旅行のとき、俺とNMBの間を邪魔するんじゃないかと危惧された優ちゃんを覚えているだろうか。

    俺はこの優ちゃんを今度は好きになっていた。

    理由はよく覚えていないが、修学旅行のあとから、座る席が近くなったこともあってよく話すようになった。

    優ちゃんはとっつきにくいと思っていたが、話してみると意外に共通の趣味があったりして、話が盛り上がった。

    NMBみたいに男慣れしていないところも好印象だった。

    俺は当初、NMBの邪魔をする優ちゃんが嫌いだったが、Dは当時から「えー、いい子じゃん」と言っていたので、俺が「優ちゃんを好きになった」と言った時の彼の目は色々言いたそうだったが、「いーんじゃね?」と言ってくれた。


    98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 21:45:57.59 ID:CzTAFVrZ0
    目移りぱないww


    101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:46:31.82 ID:alpydwtj0
    スペック

    蒼井優にちょっとだけ似てる。
    女の子っぽい服装をしているところを見たことがない。


    102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:47:02.75 ID:alpydwtj0
    ここで俺はNMBに少し感謝することになる。NMBとの数々の接触の中で、俺の中の「女子苦手意識」がなんとなく払しょくされて、女子とも気軽に話せるようになっていたのだ。

    俺は、今度こそ優ちゃんと、ちゃんと仲良くしようと試みて、着実に、一歩一歩進もうと決意した。

    ストーキングや、チェックマークシート制は廃止された。

    しかし優ちゃんはなんともとらえどころのない子で、何を考えているのか、そもそも恋愛に興味があるのか、そういうことが全く分からない子だった。

    これまで「恋愛大好きっ!」な女子に極限まで振り回されていた俺は、優ちゃんに癒されつつ、その一方で優ちゃんの本音を知りあぐねてモヤモヤしていた。


    103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:48:26.55 ID:alpydwtj0
    このもやもやを解消するために、他の女子(仮にみぃちゃんとする)に相談することにした。

    みぃちゃんは優ちゃんと仲が良かったので、俺はみぃちゃんに「優ちゃんが好き」ということを打ち明け、協力してもらうことにした。

    これもそれも、NMBにキープにされていた間に身についたコミュ力のおかげである。

    スペック
    みぃちゃん
    AKBの峯岸みなみの初期の頃に似ている
    優ちゃんとは仲がいいが、女子全体の中ではなんとなく浮いている


    104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:49:17.20 ID:alpydwtj0
    そんなある日、優ちゃんが、とあるSNSで「好きな人がいる」という風に読める発言をした。

    これは、「優ちゃんは恋愛には興味がない」と思っていた俺に多大な衝撃を与えた。

    が、話はそれだけにとどまらなかった。

    Dとの放課後会議を重ねていく中で、それが俺の大嫌いな、一つ下の学年にいる、雰囲気イケメンのRなんじゃないかという疑惑を持った。

    好きな人がいるのはいい、年頃だ、そういうこともある。

    しかしそれがあの雰囲気イケメンの代表格みたいな中身スッカラカンのRだなんて、正直優ちゃんのセンス、人格を疑った。

    俺はひどく失望した。


    105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:50:28.28 ID:alpydwtj0
    俺はすぐさまみぃちゃんにメッセンジャーで相談した。

    今思えば、好きな人のことを、他の女子に相談できるとか、とんでもない贅沢であるが、当時の俺にそんなことはわからない。あくまで日常の一風景である。

    俺【優ちゃんに好きな人がいるっぽい、もうだめだ・・・】

    みぃちゃん【えーっ、そうなの?本人何にも言ってないけど、どうしてわかったの!?】

    説明する俺。

    みぃちゃん【うーん、でもそれってまだわかんないじゃん】

    俺【いや、もういいんだ。たぶん間違いないんだ。】

    みぃちゃん【そっかあ】

    俺【うん・・・】

    みぃちゃん【そっか・・・】


    106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:50:56.93 ID:alpydwtj0
    そしてここでなぜか、俺こと中田英寿は、間違ったキラーパスを出してしまう。

    俺【・・・ところでさ、みぃちゃんって好きな人いないの?】

    みぃちゃん【え?!あたし?なんでそんなこと聞くの?】

    俺【いや、なんか気になって。】
    俺【なんか前に俺のこと気になったかも、みたいなこと言ってなかった?】
    俺【あれ?俺のこと好きなの?】

    実際このようなやり取りはあった。けど当時の文脈的には、恋愛相談の中で、意外な俺君を知れて興味湧いた、程度の事だったと思う。

    みぃちゃん【・・・んー、なんか相談に乗ってたらそういう風に思ったかもだけど、】
    みぃちゃん【別にそーゆーのじゃないから!】

    そして俺こと柳沢敦は、急にボールが来てもないのに間違った方向にシュートしてしまう。

    俺【でもさ、俺も優ちゃんとは終わったし、みぃちゃん、もし良かったら俺と付き合おうよ】


    107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:51:25.80 ID:alpydwtj0
    いま考えると本当にどうかしてるが、みぃちゃんの返事は

    みぃちゃん【・・・ほんとにいいの?】

    だった。

    俺【うん、よろしくね】

    ということで、意外な方向で俺に初めて彼女ができた。

    -みぃちゃん編 始動-


    108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:51:59.86 ID:alpydwtj0
    人生初の彼女にウキウキの俺こと、彼女持ちの俺はさっそくDに報告した。

    D「まぁよくわかんねぇけどいいんじゃね?」

    と言われた。

    なんだよこいつ、つれねえなぁと思いつつ、おれは早速メールでみぃちゃんと明日の「放課後デート」の約束を取り付けた。

    そのメールを見返しているうちに、どんどんみぃちゃんの事が自分の中で大きくなっていき、窓に向かって「俺・・・みぃちゃんが好きだ」とか言ってた。完全に浮かれていた。

    その夜、俺の枕への「キス練習」は深夜にまで及んだ。


    109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:52:06.55 ID:UabkBlgI0
    クズ過ぎwww


    110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 21:52:11.50 ID:CzTAFVrZ0
    間違いすぎワロタwwww


    112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:52:50.80 ID:alpydwtj0
    次の日、朝起きると、世界が少し明るく見えた。

    俺、彼女持ちなんだ・・・

    そう思っただけで、足取りも軽かった。

    学校に行くと、クラスにはみぃちゃんもいて、なんとなく二人でそわそわしてしまうのが初々しいな、なんて思いながら授業を受ける。

    もちろん優ちゃんも同じクラスだから時々視界に入る。

    目が合いそうになったが、逸らした。

    ふっ、過去の女め。やれやれだぜ。

    俺はもう先の未来へいっちまったんだぜ。あでぃおす、ちゃお。


    113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:53:15.83 ID:alpydwtj0
    そうして授業が始まった。

    彼女持ちの俺は、華麗に板書を決める。

    ・・・

    あれ?

    なんだろう、この心のモヤモヤは・・・

    彼女がいるのに、大好きなみぃちゃんと付き合ってるのに・・・

    このモヤモヤは、さっき優ちゃんと、目をそらしてからだ。

    ・・・?

    ちょ、ちょ待てよ自分、俺はみぃちゃんと付き合ってるんだし、優ちゃんはあのくそみたいなRが好きなんだぞ、忘れちまえよ。

    結局その日の授業は何も頭に入らなかった。


    114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:53:36.99 ID:alpydwtj0
    そんな簡単に忘れられるわけがないのが恋愛であることを俺はこの時初めて知った。

    俺は

    俺は

    やっぱ優ちゃんが好き・・・かも?


    115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:54:15.41 ID:E4KNXRaZO
    甘酸っぺえwwww

    てかそんだけ環境揃ってるとか恵まれすぎワロタ
    ぼっちなのに果敢に告って見事彼女作った俺にひれ伏せよ


    116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:54:38.61 ID:alpydwtj0
    俺は、憧れだったはずの放課後デートをメールで断り、返事も待たずそのままDをいつもの公園に誘った。

    俺「やっぱ俺・・・優ちゃんが好きかも?いや、好きだわ。でもみぃちゃんと付き合ってるし・・・どうしよう。」

    D「じゃあみぃちゃんと別れて優ちゃん狙えよ」

    こいつはこういう当たり前のことを、抜群のタイミングで言う。

    そうだ、俺は優ちゃんが好きなんだ。


    117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:54:58.25 ID:kPoPlAXU0
    こいつ好きな人変わりすぎだろw


    118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:55:04.06 ID:alpydwtj0
    普通だったらば、ここで「そうか!僕はほんとの気持ちに気づいたよ!僕、もう優ちゃん一筋でがんばる。みぃちゃんには真剣に謝って許してもらう!」となるが、

    しかし俺は皆さんの想像以上のクズ人間なので

    俺「ま、とりあえず、みぃちゃんはキープかな。一応【距離を置こう】ってメールして、ほんで優ちゃん狙ってうまくいかなかったら、またヨリ戻そー」


    120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:55:53.10 ID:alpydwtj0
    みぃちゃんに【こないだはごめん。土日の間、俺一人で今後の事を考えたい。時間が欲しいから、二人ちょっと距離を置こう】とメールした俺は週末、

    朝ゆっくり起きて、ゆっくり一人で考えた。

    俺は本当は、誰が好きなのか、優ちゃんなのかみぃちゃんなのか。

    答えは簡単だった。

    やっぱり

    俺は優ちゃんが好きだ。

    そして週明けすぐ、俺は優ちゃんをデートに誘った。

    この行動力もNMBのキープだった時期に身につけたスキルの一つだ。



    なんと

    快諾された。


    123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:57:35.34 ID:alpydwtj0
    優ちゃんは、俺とみぃちゃんが付き合っている状態にあることは知らなかったとはいえ、誘ったらOKしてくれるくらい、俺のことを認めてくれていたとは・・・

    モヤモヤを抱えながらも、デート当日、俺は緊張しながら駅前で優ちゃんを待っていた。

    正直言うとこの時になっても、おれはまだみぃちゃんのことが少し気になっていたが、

    ふらふらしている自分の気持ちを確かめるためにも、今日が大事なんだ、と自分を鼓舞していた。

    紅葉も終わり、街が騒がしくなるちょっと手前、11月の事だった。

    日に日に寒さは増していき、人が恋しくなる季節だった。


    124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:57:55.23 ID:alpydwtj0
    優ちゃんはコートを着て、イメージ通りのカジュアルな私服で待ち合わせ場所に現れた。

    優「待った?」

    俺「いや、待ってないよ。」

    などというありきたりな、しかし贅沢なやり取りの後、

    とりあえずちょっと歩こうか、なんて言いながら、街を二人で散歩した。

    俺「あの飛行機雲ってどのぐらいの速さで消えていくんだろう」

    優「計算したらわかるかなw」

    なんてどうでもいい会話をして、ちょっとオシャレなカフェで休憩した後、駅に二人で向かった。

    デート中にもう完全に俺の心は優ちゃんに奪われていた。

    みぃちゃん?ナニソレオイシイノ?


    125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:57:59.24 ID:phRMdSwV0
    スレタイが売春に見えて飛んで来たのに••••いいじゃないか


    126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:58:30.30 ID:alpydwtj0
    そこで俺は勇気を振り絞って言った。

    俺「手・・・・つながない?」


    優「うん、いいよ」


    この子の良いところは、こういうとき変に勘ぐったりせず、素直に反応できるところだ。


    そういって手をつないで駅まで向かった。

    いわゆる恋人つなぎだった。


    127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:59:35.69 ID:alpydwtj0
    その日はただ歩いただけで、特にイベントもなかったが、駅に着き、じゃあまた明日ね、なんて言って素直にバイバイできる優ちゃんとの関係が心地よかった。

    ここから「お茶ぐらいさそうよね?」みたいな世間一般の男女関係みたいなのは、面倒だ。

    俺は早速Dに会いに行き、

    俺「やってやったぜ、これ行けるんじゃね?」

    と話した。

    Dはミスチルの弾き語りに夢中だったが、俺は続けた。

    俺「これ脈あると思うんだよね。みぃちゃんと別れた方がいいかな」

    D「まぁ二股はよくないよね。そうすべきだな。」

    俺はみぃちゃんにやっぱり別れたいとメールで伝えた。

    みぃちゃんは、そっか、と短く返事をしただけだった。

    -みぃちゃん編・終了-
    -優ちゃん編・始動-


    128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 21:59:46.12 ID:UabkBlgI0
    間違いなく1はイケメン


    130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:00:24.77 ID:alpydwtj0
    それからほどなくして、俺はまた優ちゃんを遊びに誘った。

    今回は張り切ってボーリングから始まるデートプランを考えていた。

    その日は俺たちの学校の創立記念日で休み。

    町はいつも通り騒がしかったのに、俺たちはそのいつもの喧騒とは別の、ちょっとのんびりした雰囲気で落ち合った。

    ボーリング場に向かうまでに話しながら優ちゃんが言った一言に俺はこの恋の成功を確信する。

    優ちゃん「周りから見たら私たち、学校サボってデートしてるみたいだね」


    132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:01:42.64 ID:alpydwtj0
    ボーリングも終わって、公園でも行こうか(計画済み)、なんて話しながら公園のベンチに二人で座った。

    近くから見る優ちゃんは、寒さに目をしぱしぱさせて、長めのマフラーを一生懸命顔に当てている。

    他の女子とは違う、化粧をしていないのに真っ白な頬が、寒さで赤く染まっていた。

    優「うーん、寒いねぇ」

    ここで俺の無駄に積極的な部分がまた表出する。

    俺「そのマフラー、一緒に巻かない?」

    優「えっ・・・。」

    こういう正直にびっくりしちゃうところがまたカワイイ。

    優「恥ずかしいな。・・・うん。でもいいよ・・・」

    そう言って、俺にマフラーを巻いてくれる優ちゃん。


    134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:03:05.61 ID:YmZT8PXs0
    >>132
    一緒に・・巻く・・・だと?・・・


    133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:02:51.46 ID:alpydwtj0
    もう雰囲気は完璧だ。

    お互いの気持ちは分かっている。

    あとは言うだけだった。

    ここで思い出されたのはNMBの悲劇だった。

    早合点して暴走したら、失敗することだってある。

    いやでもこの雰囲気はさすがに行けるだろ。

    でも振られたらもうおしまいだぜ?

    思考が錯綜する。

    そうして10分間悶々とした後、

    なぜか俺の口から出たセリフは、

    俺「キスしたらさ、付き合ってることになるのかな」

    だった。


    135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:04:04.50 ID:YmZT8PXs0
    >>133
    キャー\(//∇//)\


    138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:05:09.27 ID:alpydwtj0
    これは俺GJだと思った。

    一見、一般論を語っているように見えつつ、着実にコトを進めている。

    うん、まあキモイけど。

    優「うん、やっぱり普通はそうじゃないかな?」

    その時、ちょっと目線をそらした優ちゃんを見て、俺は「行ける」と思った。

    俺の目に「チェックマーク」をつけていた時の獰猛さが帰ってきた。

    俺は「じゃあさ・・・キスしない?」


    139 ◆Mjk4PcAe16 []:2012/01/25(水) 22:05:16.49 ID:FfKXTE6q0
    優ちゃんぺろぺろ


    140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage ]:2012/01/25(水) 22:06:44.81 ID:FNGjGS9i0
    ふぅ・・・


    141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:07:03.87 ID:alpydwtj0
    優「ええっ・・・?。

    うん

    いいよ」


    142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:07:20.14 ID:alpydwtj0
    決まった!

    ドラマだったら、このまま無言で二人の顔が近づいて・・・

    となるところだが

    俺「えぇと、じゃあ・・・あー・・・どういう風にしようかな、どこに座る?」

    こんな状況でも細部に拘ろうとする俺。


    143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:09:34.31 ID:alpydwtj0
    俺がどういう風にしようとしようか悩んでいたその瞬間。


    チュッ



    優ちゃんからのファーストキスだった。


    144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:09:51.50 ID:UabkBlgI0
    あああああぁぁぁ


    145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:10:15.52 ID:kPoPlAXU0
    まじか、優ちゃん積極的www


    147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:11:09.32 ID:alpydwtj0
    俺「えっ」

    優「だっていつまでたってもしないんだもん」

    なんということでしょう。

    この子は俺よりも何枚も上手だった。

    俺「・・・えぇと、じゃあ俺達ってもう付き合ってんのかな」

    優「キスしたら付き合うんでしょ。だからそうじゃない?」

    俺「え、俺の事好きなの?」

    優ちゃん「うん・・・

    ・・・好きだよ////」

    て、照れやがった。

    かわいい。

    そして

    街はクリスマスに向けて動き出した。


    148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 22:11:42.41 ID:CzTAFVrZ0
    くそ


    150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:13:11.12 ID:alpydwtj0
    俺と優ちゃんは放課後一緒に帰ったり、時々二人で週末遊びに行ったりして、

    まったりと「恋人」としての日々を過ごすようになった。

    二人とも初めて付き合ったということもあり(俺も実質初めて)、

    なんとなく距離を確認しながらの安全運転のような恋だったと思う。

    俺なんかでも、女の子と手をつないだり、キスしたりできるんだ、ということがうれしくてたまらなかった。

    俺と優ちゃんは、とても仲が良かったが、時々些細なことで喧嘩もした。

    多分二人の距離が近すぎたんだと思う。

    感情を押さえつける理性も、気持ちを落ち着かせる経験も、当時の俺にはなかったが、

    ふたりで一生懸命努力して、その喧嘩さえも、愛に変えていくことができていたと思う。


    151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:14:49.00 ID:alpydwtj0
    さて高校生活もラスト1年に突入するわけですが、ここでまた青春が加速する。

    Dが親の都合で一人暮らしを始めたのだ。

    この家が俺の家からも、ともちんの家からも絶妙な距離にあったので、

    よく俺と優ちゃんとDとともちんで集まったりしていた。

    4人でダブルデートにネズミーランドに行ったりもした。

    しかしそれ以上に、俺がDの家に入り浸るようになり、よりえげつない作戦会議がおこなわれるようになった

    この作戦会議が深夜にまで及んで、テンションがおかしくなり、Dとふざけて、彼女への思いを歌にしてみたりした。さすがに誰にも披露したことはないがw


    152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:15:33.96 ID:alpydwtj0
    当時俺たちのクラスには何組かカップルがいたが、

    「俺と優ちゃん」、「Dとともちん」、とあと「もう2組カップル」合わせて、「8人組」などと呼び、4カップルで遊びに行ったりもした。

    今から思えば超絶リア充に聞こえるが、当時は普通だと思ってた。

    特別を意識したことなんてなかった。

    そんな風に、幸せな時間をかみしめる暇もなく、もう二度と来ないかもしれない時を携えて、時間は流れて行った。

    青春が終わりに近づいてることも俺たちは知らずに、春が目の前にあった。


    153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:16:04.89 ID:alpydwtj0
    高校に入りたての俺には考えられないことだが、俺の人間関係はこれまでと変わっていった。

    一人でいることは少なくなり、「8人組」といることが増えた。

    もちろん一番一緒にいたのはDと優ちゃんだったが、

    Dたちとダブルデートなんかしてるうちに、俺はともちんとも仲良くなった。


    154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage ]:2012/01/25(水) 22:16:05.93 ID:FNGjGS9i0
    リア充・・・くそ


    155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:16:45.56 ID:alpydwtj0
    俺優Dとも、の4人は、全員の共通の話題だけでなく、それぞれ組み合わせの共通の話題なんかも結構豊富で、その4人でいると話が尽きなかった。

    優ちゃんとDは、よくモーニング娘。の話で盛り上がっていた。

    俺とともちんは、Jリーグの話を良くしていた。

    俺「え、ともちん川崎フロンターレ好きなの?」

    ともちん「うん!テレビだけだけどよく見るよ!応援してる!」

    俺「へえ、意外なチームが好きなんだね。誰が好きなの?」

    ともちん「中村憲剛」

    俺「^^;」


    156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:17:12.11 ID:alpydwtj0
    そもそも俺は、ともちんの天然な性格を、バカだと一刀両断して、片思い時代のDとの雰囲気を悪くしたこともあったぐらいだった、

    が、実際に話してみると、とても気が合った。

    Dがいなければ、仲良くなろうとも思わなかっただろうが、

    ともちん「あたしたち、意外に相性ぴったりだね!」

    とかふざけ合うぐらいになっていた。


    159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:18:34.75 ID:alpydwtj0
    ともちんがどう思っていたかは今でも分からない。

    更にいえば、当時俺がどう思っていたかも、あまり思い出せない。

    でも少なくとも、今冷静に思うと、

    俺は「ともちんが好き」という気持ちが芽生え始めていた。

    別に優ちゃんが好きじゃなくなったわけじゃない。

    その「好き」もカイワレ大根程度のちっちゃい芽だった。

    優ちゃんのことは、それはそれは大好きだった。

    だから、正確に言えば二人がそれぞれ「好き」だったのだと思う。


    160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:18:53.63 ID:alpydwtj0
    しかし、世間的には優ちゃんは俺の彼女。

    しかも、ともちんはDの彼女。

    しかも、4人は仲良しだ。

    色々な思いを抱えながら、でもそんな罪悪感を触媒に俺の気持ちは加速度を付けてともちんに近づいていった。


    161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:19:40.29 ID:03ft4dof0
    なんかやばくなってきた


    163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:20:00.28 ID:alpydwtj0
    そんなこんなで

    高校生活も終わりを迎え、桜の散る中、卒業式。

    卒業式は、どこにでもある、ありふれたものだった。

    D「ううぇーいwwwww」

    こいつのテンションは相変わらずふっきれてた。

    特に、何の感慨もなく、俺は高校を卒業した。

    が、波乱はこの後にあった。


    164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 22:20:04.06 ID:CzTAFVrZ0
    やな予感しかしない


    165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:20:38.78 ID:alpydwtj0
    卒業式のあと、みんなでお楽しみ会的な催しがあり、しょーもない余興を見た後、

    クラスの大半はカラオケやボーリングなど、各々自由に街に散って行った。

    朝青龍は「んなもんいかねーよ」とDQNスカシを発動させて帰宅。

    「8人組」のあとの2カップルは、1学年下の雰囲気イケメングループとボーリングへ行き。

    俺はD、ともちん、メガネくん(羽生名人と瓜二つ)を含むメンバーとカラオケへ行った。

    何か用事があったのか、優ちゃんは来なかった。

    優ちゃんが来ていたら、と今から思えば、思うこともなくもない。


    166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:21:17.52 ID:alpydwtj0
    カラオケではいくつかの部屋に分かれ、俺はDやともちんと一緒。メガネは別室だった。

    ともちんと隣に座ったりしながら、なんとなくハイな気分になりながら談笑、卒業式の余韻を堪能した。

    この時、優ちゃんがいなかったこともあり、俺はともちんばかり見ていた。


    ともちん と 優ちゃん、ふたりが急に天秤に掛けられた気がした。



    ただだからと言って、何かしたいというわけではなかった。

    Dも含めて、普通におしゃべりしているだけで楽しかった。


    167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:21:48.26 ID:alpydwtj0
    まあ冷静に考えて、

    「普通この関係でなんかあることはない」し、「俺には彼女がいる」し、「相手の彼氏は俺の友達だ」し、「4人全員知り合い」だし

    なのに、その二人が何かあるかもしれない、なんて誰も1ミリも疑わないだろう。

    きっと何もないさ。

    疑うやつがいたらそいつはちょっと人を信用できなさすぎる。

    普通はそう思うだろう。

    俺だってそう思う。今でもそう思う。

    「だから決して変なことは起きない」と思うのがふつうだ。


    168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:22:24.81 ID:alpydwtj0
    卒業式の後のカラオケは意外に長丁場になった。

    クラスのお調子者が「あと1時間延長しまぁ~す」とか言ってる。

    Dは俺の知らない曲をカッコつけて歌ってる。カラオケに夢中だ。

    しかしそんな平穏な空気の中、俺は突然何を思ったのか暴挙に出る。

    ともちんとキスしようと思い立ったのだ。


    171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:24:09.00 ID:alpydwtj0
    卒業式の雰囲気に浮かされてたとしか思えないのだが、

    そう思いたった俺は止まらない。

    俺「ねぇ、ともちん」

    ともちん「ん?」

    俺「ちゅーしようよ」

    Dは今夢中で歌っている。聞こえていない。

    ともちん「え?」

    俺「ちゅーしようよ、って言ったの!」

    いや聞こえた聞こえないの問題じゃなく、こんな提案は笑って受け流されるべきものだ。






    ともちん「あははは!うん、いいよ!」


    満面の笑みで即答。


    172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:25:08.53 ID:FfKXTE6q0
    鬱展開しかみえてこない


    174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:26:11.08 ID:alpydwtj0
    もちろん勃起した。

    俺が驚いていると、ともちんが更に信じられないような一言を放つ。

    ともちん「・・・でも、Dが邪魔だよね・・・」

    正直耳を疑った。

    何が起きているかわからなくなりそうだった。


    176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:26:16.71 ID:RF3NG/PG0
    なんだこの展開


    177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:27:05.32 ID:alpydwtj0
    しかしそんなことに怯む俺でもない。

    俺「じゃあさ、メガネくんが別室にいるから、もう帰るっつって、Dに探しに行かせたらどう?」

    ともちん「うん、じゃあそうしよ」

    よく考えると、考えるのにメガネを呼ぶ必要などないのに、完璧な作戦だと思った。

    俺「俺言うと怪しいからさ、ともちんからDに言ってよ」

    そんな会話をしているうちにDが歌い終えた。


    179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:27:27.77 ID:alpydwtj0
    ともちん「ねぇD、あたしもう帰りたいんだけど、メガネどっか行っちゃったみたいだから探しに行ってみてよ」

    D「おれ!?」

    そりゃびっくりもするだろう。

    なんで彼女もいるのに、俺ではなく自分が行くのか。

    なぜ帰るのにメガネが必要?


    180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 22:27:29.31 ID:9fsbmsTo0
    これは屑


    181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:28:22.71 ID:alpydwtj0
    でもDはいいやつだ。むしろいいやつすぎる。

    素直にともちんの言うとおり、メガネを探しに部屋を出て行った。

    そんな折、タイミングよくnobodyknows+の「ココロオドル」がなり始めた。

    部屋のボルテージがあがり、この部屋にいるメンバー叫ぶことに夢中だ。

    部屋の奥のソファーに座っている俺たちのことなんか気にかけていない。


    182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:28:59.05 ID:alpydwtj0
    俺「・・・じゃあちゅーしよっか」

    ともちん「うん」

    唇が重なった。

    ともちんの厚ぼったい下唇が、柔らかく俺の唇に触れる。

    最低かもしれないが、いろんな葛藤を乗り越えてたどり着いたキスだった。


    183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:29:00.48 ID:FfKXTE6q0
    1屑杉わろた


    184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:29:19.03 ID:alpydwtj0
    何秒だっただろう、長かったように思う。

    俺はキスをしながら思った。どうせ最初で最後の一回だ、思いっきり熱いものにしてみよう。

    俺は舌を入れた。

    ともちんも最初はちょっと口を閉ざしていたけど、少し受け入れてくれた。

    AKBのともちんのように八重歯が少し出ているともちん。

    その八重歯に舌が当たって、不思議な気分になった。


    185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:29:59.26 ID:alpydwtj0
    キスのあと、

    ともちん「いきなり舌いれちゃうのやだな」

    いきなりってなんだよ。

    どうせ最初で最後のキスだろ。

    と俺は思ったが(フル勃起中)、俺はどういう精神状態だったんだろう。

    だめもとでもう一言。

    俺「じゃあ普通のキスをしない?」

    ともちん「うん、いいよ!」


    186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:30:10.48 ID:UabkBlgI0
    釣り…だよな?


    187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:30:33.94 ID:alpydwtj0
    二度目の満面の笑み。

    再び勃起したのは言うまでもない。

    今度は冷静に普通にキスをした。

    Dが帰ってこないか、ひやひやした。


    188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:30:51.93 ID:RF3NG/PG0
    青春じゃなくてクズ


    189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:30:55.61 ID:w0b3ntsm0
    >>1クズすぎ


    191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:31:28.85 ID:alpydwtj0
    そんなことをしているうちにDとメガネが帰ってきて、同級生たちにバイバイして、外へ出た。

    帰り道にはもう外も暗くなっていて、星が少し見えるぐらいだった。

    バスはまだある時間帯だったが、みんなで歩こう、ということになった。

    幹線道路から、一本入ると静かな住宅街だ。

    4人で静かに歩いた。

    Dから見れば、さっきまでの喧騒から、急に静かになった雰囲気と、卒業した寂しさとで、みんな静かになっているんだと思っただろう。

    でも俺の頭の中はともちんでいっぱいだった。


    192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:31:54.55 ID:alpydwtj0
    そんな折、ともちんが叫んだ

    ともちん「あっ!一番星だ!」

    俺&D「???」

    ともちん「え?一番星知らないの?一番星は、自分がその日一番最初に見た星のことだよ!」

    俺「!!??」

    D「えーそうかなあ。その夜に一番最初に出たやつなんじゃないの?」

    ともちん「えー、そうなの?わかんないやー、はは」


    193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage ]:2012/01/25(水) 22:32:04.72 ID:FNGjGS9i0
    >>1最低だな


    194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:32:51.08 ID:alpydwtj0
    ちょっと前までの俺なら、「ほら、やっぱりともちんってバカだろw」といってDを怒らせていたに違いない。

    でもその日の俺には、ともちんのこの一言が、どうしようもなく愛おしかった。

    かわいくてしかたなかった。

    一番星・・・

    未だに一番星はどっちが正しいのか俺は知らない。


    195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:33:57.10 ID:alpydwtj0
    そんなこんなで分かれ道。

    Dはともちんを送っていくらしい。俺とメガネ(完全に空気)はそこからそれぞれ別の方向だった。

    しばらく別れが惜しいのか、そこでダラダラしていた。

    突然Dが

    D「おいメガネ!あの電柱までダッシュして、帰ってきた方が真の勇者だ!」

    とかワケのわからんことを言い出して、メガネとダッシュを始めた。

    当然取り残されるおれとともちん。


    196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:34:27.38 ID:alpydwtj0
    しばらく沈黙が続いたが、Dが電柱のところでオリジナルの勇者のポーズを考えているのを尻目に、話し始めた。

    ともちん「さっきの・・・Dにも、優ちゃんにも秘密だよ?」

    俺「あぁ・・・うん。」

    ともちん「ふふっ、ねえ俺?さっきので心動いた?」

    なんという質問だ。俺を試しているのだろう。

    この頃には、俺はだいぶ冷静さを取り戻し、優ちゃんのことを考える余裕が生まれていた。

    俺「いや、動いてないよ。やっぱり俺、優ちゃんの彼氏だし」



    ともちん「そっか・・・



    わたしはちょっと動いたよ?」


    俺「え?」


    197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:36:00.34 ID:alpydwtj0
    返事をする前に、オリジナル勇者ポーズの完成したDが帰ってきた。

    D「ゴォォォール!D選手、見事勇者として、世界の頂点にたちましたあー」

    ともちん「もー!なにいってんのwさ、かえろっか」

    そうして、なんとなく解散の流れとなった。


    198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:36:21.94 ID:alpydwtj0
    ともちん「じゃーね、俺!」

    俺「うん、ばいばい」

    なんて言っていたら

    D「あれあれー、お二人さん仲良しですねー!ちゅーしちゃえよー、ちゅーwwwwなんちゃってwww」

    なんて言う。

    もちろんDは冗談だ。

    お前ら仲良かったんだからちゅーぐらいしたらいいじゃん、でもするわけないよなw、ぐらいの軽いノリだ。


    199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:36:42.09 ID:alpydwtj0
    そんなことは誰でもわかる。

    でも俺とともちんには違う風に聞こえた。


    二人はなんとなく気づまりに目を合わせながら

    「そんなことしないよ」と笑った。


    200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:37:52.83 ID:alpydwtj0
    その後俺たちは、全員バラバラな大学に進学した。

    学生時代の恋愛は誰しも長続きしないもの。

    そう書いたように、それは俺たちにとっても同様で、俺と優ちゃん、Dとともちんも大学進学後1年もたたないうちに別れる。

    端から見たら、誰にでもある、どこにでもある、ありふれた高校の時の恋愛。


    201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:38:32.15 ID:alpydwtj0
    今、俺はAKBにハマり、AKBヲタとして充実した毎日を送っている。

    推しメンはもちろん本物のともちんとみぃちゃんだ。

    この物語に登場するみぃちゃんとともちんに、二人が似ていることを指摘したのは、他でもないDだ。

    奴はそういうところが鋭い。

    でもういえばあの二人に似てるなぁと思う前に、AKBのこの二人を好きになってたんだから好みというのは不思議なもんだ。

    そういえば最近NMBにも興味が出てきた。


    204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:39:14.55 ID:alpydwtj0
    もちんとはその後何もなく、しばらくしてからDには全て話した。謝った。

    Dは、その日は黙りこくって、家に帰ってしまったが、次の日には

    D「昼寝をしたら全部清算できた」

    なんて言ってた。相変わらず意味はよくわからない。

    Dとはいまだに仲良くしていて、月に1回ほど飲みに行く。



    実は大学進学後に、俺がともちんに告って玉砕した話はまた別の話


    207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:40:08.71 ID:alpydwtj0
    今日久々に高校時代に聞いてたiPodをシャッフルしたら当時Dとふざけて作った曲が流れてきたので書いてみた。

    こうやって書いてみると信じられないようなことの連続だったけれども、そんなことも人生あるんだよな、と今5年以上たってみて思っている。

    THE END


    208 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 []:2012/01/25(水) 22:40:14.85 ID:IgU1rGRx0
    いいなぁ


    209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:40:26.17 ID:alpydwtj0
    ありがとうございました。

    釣りじゃないです。


    212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:41:18.07 ID:FfKXTE6q0
    男子校の俺涙目


    214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:41:50.09 ID:kPoPlAXU0
    ともちんに告った話があんの?


    216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 22:42:21.31 ID:CzTAFVrZ0
    >>1がたらしなのがよく分かるスレだったなぁ


    220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:45:57.24 ID:alpydwtj0
    反応ありがとうございます

    じゃあちょっとともちんに告った時の話書きます


    223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:49:42.29 ID:alpydwtj0
    じゃあちょっと俺がともちんにその後告った話を少し。

    大学に入り、夏の試験が終わったあたりだっただろうか、俺は大学でできた友達と自分の部屋で盛り上がり、ふざけていた。

    大富豪をやって、負けたやつが好きな子に電話をしてスピーカを付けてみんなでそれを聞く、

    なんていういかにもなことをやろう、と一人が提案した。


    224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:52:35.15 ID:alpydwtj0
    俺はまだ当時優ちゃんと付き合っていたため(!)、

    友人A「でも俺くんは彼女いるからどうしようかな・・・、あっ、そうだ、ともちんに電話して告っちゃえよ」

    なんて言われた。

    友人Aは他の友人を通じて、たまたまともちんのことを知ったので、元同級生だろwぐらいのテンションでそういっていたわけで、

    そこでともちんの名前が挙がったのはまったくの偶然だ。

    俺は、そんなことすればともちんと気まずくなるのが目に見えていたので、いやだったが、断りきれず、そういうことになった。


    226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:54:56.56 ID:alpydwtj0
    大富豪をやり、負けたやつが電話しているのを笑っているうちに、ついに俺が負ける時が来てしまった。

    約束だ、しょうがない。

    俺は携帯を手に取り、祈るような気持ちで、電話に出るな、と念じて

    ともちんに電話をかけた。

    プルルルル、プルルルル

    とコール音が何度か鳴り、留守番電話サービスにつながった。

    周りは残念がったが、俺は本当に救われた気持ちになった。





    なぜならその2日前、俺は既にともちんに告白していたのだから。


    227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 22:57:24.77 ID:alpydwtj0
    大富豪から時をさかのぼること3日前に話を戻す。

    大学に入り、会う時間も少なくなり、お互い新しい環境で慣れるのに精いっぱいだったためか、

    俺と優ちゃんはすれちがうようになり、本当に些細なことからいさかいが絶えなくなった。

    もういつ別れようか、試験が終わるまでは、なんて会話をしながら、最後は惰性で付き合っていたのを覚えている。

    そんな時、ふと、ともちんの事を思い出した。

    そういえばこの間Dと別れたんだったよな。今一人なのかな。

    なんて考えているうちに自然と携帯に手が伸び、ともちんへのメールを打った。


    229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:01:20.53 ID:alpydwtj0
    俺【ともちん、久しぶり。大学どう?元気にしてる?】

    ともちん【俺くん、久しぶり。大学楽しいよっ、サークルで結構忙しいかも】

    なんて他愛のないメールを何通かやり取りした後、聞いてみた。

    俺【そういえばDと別れちゃったんだってね、Dから聞いたよ。】

    ともちん【あぁ、うん。でもこういう風になるのも運命なのかなって思ってるから大丈夫だよ。俺君は優ちゃんと仲良く付き合ってね!】

    俺【いや、実は俺ももう別れそうで。】

    ともちん【ぇ、でもまだ別れてないんでしょ?きっと二人なら大丈夫だよ、そんなこと言わないで頑張って。】



    俺【いや、もうほんとダメなんだ。だからさ、もしともちん今一人なら、俺ともちんの事好きだし、付き合ってくれない?】


    230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 23:01:40.92 ID:iTo39AdV0
    童貞卒業は優ちゃんとだよね?


    232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:03:06.85 ID:alpydwtj0
    >>230
    まだ童貞です・・・


    236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:13:07.46 ID:/LHRz3IV0
    >>232
    嘘は罪だよ
    あれから5年以上経ってるのに童貞な訳ないだろ


    242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:16:44.85 ID:alpydwtj0
    >>236
    いや、まじです・・・
    あの時だけ青春だったから、スレ立ててみようと思って。
    あのあとはほんとなんにもない。


    233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 23:05:13.75 ID:iTo39AdV0
    あ・・・そか
    どうせなら高校卒業の時にしちゃえばよかったのにww


    235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:08:06.70 ID:alpydwtj0
    >>233
    相手が嫌がったんで俺のせいじゃないです


    234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:06:59.12 ID:alpydwtj0
    メールをしようと思った時、告白しようなんて思ってもいなかった。

    でも言葉を重ねるうちに、自然に出てきてしまった気持ちだった。

    こう書いてみると、俺はみぃちゃんの頃から何ら成長していないように思える。

    ともちん【ぇ?!だってまだ優ちゃんと付き合ってるんでしょ?だめだよそういうこと言っちゃ。二人で仲良くできるようにがんばってよ】

    俺【もう優ちゃんとは別れるからさ、ともちん付き合ってよ。俺ほんとともちんの事好きだからさ。だめ?】

    ここからともちんのメールは数時間途切れる。


    237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:13:42.32 ID:alpydwtj0
    日付も変わり1時間ほど経っただろうか、何度か電話を試みたものの話し中でつながらず、

    俺はその日疲れていたため、

    俺【俺の気持ちは本当だから。俺、優ちゃんと別れてともちんと付き合いたいよ。できたら返事が欲しい。】

    というメールを最後に俺はふて寝を決め込んだ。


    239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:16:02.00 ID:alpydwtj0
    翌朝、ともちんからのメールは俺の最後のメールから数十分後に届いていた事を確認する。

    ともちん【今まで友達と電話で話してたんだけど、ごめんね。私、俺君のこと友達としてしか見てなかった。だから今は優ちゃんとまた仲良くすること考えて。ごめんね、私今そういう恋をしたいと思えないの。】

    俺はそのメールに返事を書いたかは覚えていない。

    なんであと数十分起きて返事を待ち、電話して直接話さなかったのだろう。

    後悔だけが残った。


    240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:16:18.29 ID:T4SEaVUQ0
    >>1がひどい奴だと思うのは、
    俺が童貞だからなのかな?


    241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 23:16:38.54 ID:04HKROM40
    クズ杉


    243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:19:59.50 ID:alpydwtj0
    その告白から数日後に大富豪事件があり、

    そこからさらに1週間ほどたったころ、優ちゃんと会った。

    もう惰性しか感じなくなった二人の間には空虚さしかなく、何を話そうかと言葉につまるほどだった。

    そんな時憎まれ口を叩く優ちゃんを前に、俺は負け惜しみで言ってみた。

    俺「そーいえばさ、こないだともちんに告白したのに振られちゃったよ。OKしてくれてたらお前なんかともう別れてるのにな。」

    その一言が最後の引き金となり、俺と優ちゃんは別れた。


    244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:24:36.97 ID:miR3vozh0
    クズすぎワロタ


    245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:24:38.30 ID:aqUtcKol0
    >>1が屑すぎる件


    246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:25:45.07 ID:alpydwtj0
    ともちんとも優ちゃんとも連絡を取らずもう何年にもなる。

    どこかで、何かが違っていたら、今どうなっていたのだろうか。

    そんなことを考える時もある。

    なんで別れてからともちんに告らなかったんだろう。

    なんで少なくとも別れたよ、付き合おう、と言わなかったのだろう。

    後悔は山のようにあるけど、人生そんなもんだと思って、

    夜空を見上げて、今も一番星を探している。

    Fin.


    247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:26:25.24 ID:alpydwtj0
    読んでくれた人、ありがとう

    釣りじゃないです


    248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:27:01.24 ID:kPoPlAXU0
    乙、そこそこ面白かった


    249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2012/01/25(水) 23:31:05.38 ID:iTo39AdV0
    乙です
    なんで童貞なんだってくらい青春してたんだなww


    252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/25(水) 23:40:26.44 ID:8b/COibz0
    やっぱり好きな人に告白しなかったら一生後悔するのかなあ....




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    コメント

    無名の信者 2012年01月26日 09:26 ID:bsH0YScT0 ▼このコメントに返信

    すがすがしいほどのクズっぷり
    自分のことしか考えてないな

     2012年01月26日 10:11 ID:8rUlkndY0 ▼このコメントに返信

    2げと
    誰もコメントしてないけど(苦笑)

    無名の信者 2012年01月26日 10:27 ID:NOoD9.kz0 ▼このコメントに返信

    ながい

     2012年01月26日 10:36 ID:t7bWiCDS0 ▼このコメントに返信

    >>1ほんと屑だな。この屑。

     2012年01月26日 11:25 ID:EctdBg5uO ▼このコメントに返信

    話しが無駄になげーし
    こいつまぁまぁのクズだな

    無名の信者 2012年01月26日 15:07 ID:m0FegoeO0 ▼このコメントに返信

    高校生ならではだが1はイケメンではない。もてないやつほど成功したら味をしめて複数の女に手を出すやつが多い。

    無名の信者 2012年01月26日 15:56 ID:XPHGtDRz0 ▼このコメントに返信

    なげーよ もうちょい簡潔にまとめろクソ管理人

    無名の信者 2012年02月26日 12:45 ID:XO9fNpQg0 ▼このコメントに返信

    もげろ

    無名の信者 2012年04月03日 10:08 ID:d1NzcPsw0 ▼このコメントに返信

    やっぱりリアルで恋愛()
    なんてするもんじゃないんだな。超絶クズ人間の上に童貞とかこの>>1救いようがなさ過ぎる。

    僕は愛花ちゃん一筋!!他の女に目移りなんてしないよ!

    10 勇者の剣 2012年08月07日 01:02 ID:BKu.DSMq0 ▼このコメントに返信

    ひどい話しだけど面白かった!!
    本当に本当に青春って感じ!!
    片思いのとことかとくに
    私も恋したいなぁ

    

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